【ONE】立ち技二冠女王・スタンプ、まさかの“一本勝ち”でアトム級GP優勝!インド新星フォガットをアームバー葬
ONE Championship
『ONE: WINTER WARRIORS』
2021年12月3日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼アトム級ワールドグランプリ 決勝
〇スタンプ・フェアテックス (タイ)
一本 2R2分14秒 ※アームバー(腕十字)
●リトゥ・フォガット(インド)
※スタンプがWGP優勝
アトム級グランプリ決勝戦はムエタイvsレスリング対決。
スタンプは立ち技でも活躍し、試合入場時のダンスが印象的な“アジアのツヨカワ”ファイター。
ONEでキックとムエタイの2冠を達成し、MMAでの3冠達成を目指しグランプリに参戦。前戦ではMMA初黒星を喫したアリヨナ・ラソヒナ(ウクライナ)にリベンジ、準決勝では7連勝中だったブラジルのメザバルバをムエタイ技術で完封し決勝進出を果たした。
フォガットは映画『ダンガル きっと、つよくなる』で描かれた伝説のコーチを父に持つ、レスリング一家の三女。東京五輪への出場も期待されたが総合格闘技に転向、デビューからONEで戦い、これまでキャリア6勝1敗。
今年9月のアトム級GP開幕戦では同級2位のメン・ボー、続く準決勝でジェネリン・オルシムを下し決勝へ勝ち上がってきた。卓越したレスリング力をベースに、グラウンド&パウンドの技術も向上しており、勝ち進むごとにMMAファイターとして成長を見せている。
1R、いきなり右を振って組みに行くのはフォガット。しかしスタンプは振り払う。遠間でステップを踏みつつ飛び込むタイミングを窺うフォガット。スタンプは待ちの姿勢でフォガットの組みを受け止める。それでもフォガットはシングルレッグで組み付くとしつこくテイクダウンを狙う。
スタンプは尻餅を着かされるもすぐ立ち、組まれながらヒジ、ヒザを放つ。組み付き続けるフォガットだが結局スタンプに背中をつけさせることはできないままラウンド終了。
2Rも頭を下げてパンチを振りながら組み付くフォガット。シングルレッグで組み付くと、ここでスタンプは引き込むようにして下のポジションへ。そしてバック狙いから三角絞めへ。
かなりガッチリと入っているように見えるがフォガットは耐える。するとスタンプは腕十字へ変化。クラッチを組んで耐えるフォガットだが、スタンプは腹を下にして裏十字、さらにフォガットが体をまたいできたところを表に返して腕十字へと変化すると、完全に極まりフォガットがタップ!
立ち技二冠女王のスタンプがまさかの腕十字で、WGP優勝を飾った。
試合後マイクを持ったスタンプは「まさか相手に腕十字を極めることができるなんて」と本人も驚きのフィニッシュだったことを語り、アトム級王者のアンジェラ・リーについて聞かれると「しっかり練習してベルトを奪い取りたい」と意欲を語った。
▶︎次ページは【動画】“アジアツヨカワ”スタンプ、まさかのアームバー勝利!
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