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【ONE】佐藤将光が悔しい判定負け、チームラカイ強豪ロマンに打撃でペースを握られる

2022/03/26（土）UP

佐藤が強豪ロマンに判定負け©️ONE

ONE Championship
『ONE: ONE X』【第1部】
2022年3月26日（土・日本時間）シンガポール・インドアスタジアム
▼第5試合　MMAバンタム級（5分3R）
〇マーク・ステファン・ロマン（フィリピン）
判定3-0
●佐藤将光（日本）

　元修斗王者の佐藤は切れ味鋭い打撃とパウンドを武器にONE参戦から3連勝。昨年2月にはブラジルの新星ファブリシオ・アンドラージに判定負けを喫したが同年11月にはVTJ 2021で河村泰博をパウンドでTKOし勝利している。

　対するロマンはONEストロー級世界王者のジョシュア・パシオなどと同じフィリピンの名門ジム、チームラカイの所属。MMAは15勝2敗でONE初参戦となった昨年12月には左のパンチでKO勝利。現在9連勝中と波に乗っている。

　1R、サウスポーのロマンにオーソドックス構えは佐藤。序盤は両者遠い距離で様子を覗う。ミドルキックの佐藤へロマンは突っ込んで左右のフックを振る。ロマンのパンチへカウンターの右を狙う佐藤、ロマンの打ち終わりに佐藤の右ストレートが入る。タックルも見せつつパンチを放つ佐藤だがロマンも強い左を当てる。

　2R、詰めていく佐藤。膝へのサイドキックなども見せつつパンチを狙うが、距離が遠くヒットはない。膠着で互いにイエローカードが出た後、佐藤のパンチに合わせてロマンがタックルでテイクダウンに成功。佐藤は下からヒジ、ボディへのパンチを当てる。ロマンは抑え込むがアクションが無く、ブレイクとなり再びスタンドへ。ジャブを突いて佐藤が出てきたところへロマンはフックを合わせる。

勝利したロマン

　3R、前へ出る佐藤は細かいパンチを当てていく。ロマンは右を打ち返しタックルも見せるが佐藤は落ち着いて防ぐ。ロマンのフックを警戒しつつ佐藤が距離を詰めるが、そこへロマンがタックルを合わせテイクダウンを奪う。下からパンチを当てつつ腕十字も狙う佐藤。ロマンはパウンドを狙うが佐藤は上手くガードして当てさせない。残り20秒でブレイクとなりスタンドへ。最後は佐藤がボディへヒザも当てたところで試合終了。判定は3－0でロマン。3ラウンドを通して前へ出た佐藤だったが打撃でペースを握られてONEでは連敗となった。

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