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【ONE】ヌルマゴ兄弟分イザガクマエフ、G&P地獄で元UFCリーポンに圧勝 

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2022/09/29(木)UP

ヌルマゴ兄弟分イザガクマエフ、元UFCリーポンに圧勝©️ONE

ONE Championship
『ONE 161』
2022年9月29日 (木)シンガポール・インドアスタジアム
▼第8試合 ライト級
●ジャン・リーポン(中国)
判定0-3 
○ザイード・イザガクマエフ(ロシア)

テイクダウンするイザガクマエフ©️ONE

 リーポンは09年デビュー、これまで45戦(32勝11敗2分)のキャリアを誇るベテラン。14年にはUFCの登竜門であるTUFで優勝しUFCと契約。2勝2敗でリリースとなったがその後は中国のクンルンファイトで16連勝。21年からONEに参戦するといきなり元ライト級王者のエドゥアルド・フォラヤンを下し、続く今年1月の試合でもわずか32秒でKO勝利。現在5連勝中と波に乗っている。

 対するイザガクマエフもデビューから13連勝の経験を持ち、キャリア20勝2敗。MMAのトップ選手を多数輩出するダゲスタン共和国出身で、同国出身で元UFCライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフと同じアメリカン・キックボクシング・アカデミーに所属。

勝利したイザガクマエフ(右)©️ONE

 幼少時はヌルマゴメドフの父の指導を受けていたといい、ONEと契約の際はヌルマゴメドフが「俺のブラザーのザイード・イザガクマエフがONEチャンピオンシップとサインしたよ」とSNSに投稿する仲。ONE初戦はジェームス・ナカシマをチョークで極め、現在3連続で一本勝利している。

 1R、遠間からカーフキック、インローのリーポンに、イザガクマエフは真っすぐのパンチを飛ばすとタックルでテイクダウンに成功。リーポンの頭をケージに押し付けてパスガードを狙うイザガクマエフ。リーポンは脚を利かせてイザガクマエフをクローズドガードに入れるが上からプレッシャーをかけられて攻め手がない。イザガクマエフは密着しつつコツコツとパウンドを落としていく。

 2R、イザガクマエフがすぐにタックルからテイクダウン。1ラウンドと同じ展開となる中、イザガクマエフは徐々に強いパウンドやヒジを当てていく。

 3R、ワンツーを飛ばすリーポンだがイザガクマエフのプレッシャーにじりじりとケージ際に下がらされる。そしてイザガクマエフがまたもあっさりテイクダウン。フックガードを作ってパスはさせないリーポンだが下から組み付いて防御に徹する場面が多く、展開はイザガクマエフのワンサイドに。

 最後までイザガクマエフが上からパウンドを落として試合終了となり、判定は3-0でイザガクマエフ。元UFCファイターを相手に何もさせず、イザガクマエフがヌルマゴメドフを思わせるグランド&パウンドで圧勝を収めた。

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