【K-1】石井一成とヨーシラーはテクニカルドロー、疑惑の“ダウンシーン”が反則に
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2023 ~K’FESTA.6~』
2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
▼第6試合/K-1バンタム級/3分3R・延長1R
△石井一成(ウォー・ワンチャイプロモーション)
判定0-1 テクニカルドロー ※20-20×2、19-20
△ヨーシラー・チョー.ハーパヤック(タイ/Chor.Hapayak GYM)
※当初は判定0-3(28-29×2、27-29)でヨーシラーの勝利だったが、判定結果を変更
石井はWBCムエタイ世界スーパーフライ級王者をはじめ、数々のムエタイ王座を戴冠してきた日本人トップ戦士。昨年8月よりK-1へ電撃参戦を果たし、12月にはK-1バンタム級王座決定トーナメントに出場。オスカル・ボルケス、 Krush王者・池田幸司を下して決勝へ。しかし、黒田斗真に延長判定で敗れて、戴冠はならなかった。今回が再起戦となる。
一方のヨーシラーは、12月のトーナメント初戦で黒田と対戦。延長判定で敗れはしたものが、強烈な右ミドルで黒田の右腕を破壊した。ムエタイではオムノーイスタジアムバンタム級王者となっている。
1R、ヨーシラーがサウスポーで左ロー、石井は右ローを蹴り返す。ヨーシラーが左ストレートをヒットさせる。ヨーシラーの蹴りがローブローとなり、一時中断。石井は右ストレートを伸ばして、左フックまでつなぐ。ヨーシラーも左フックを強打し、応戦する。終盤、お互いのパンチが交錯する。
2R、ヨーシラーが左ストレートをヒットさせて、ダウンを奪う。当てる直前、ヨーシラーが石井の蹴りをキャッチし反則のようにも見えたが、ダウンの裁定となった。
その後、ヨーシラーはパンチで追い撃ちをかけるが石井は倒れない。石井は圧力を強めて、右ボディストレート、左右フック、ストレートと攻め続ける。終盤、左ボディフックを当てた石井。
3R、後がない石井はミドルを貰いながらも、前に出てパンチをボディ、顔面へ打ち込む。ヨーシラーは下がりながらも左ミドルを返していく。ヨーシラーが度々組んだとして、警告が与えられる。再開後、石井はボディ打ちへ狙いを絞って攻める。しかし、倒し切ることはできずに、終了のゴングを迎えた。
ジャッジは3者ともヨーシラーを支持。ヨーシラーが判定勝ちを収めた。解説席に座る佐藤嘉洋は、蹴り足を掴んだ可能性のあるダウンシーンについて「協議が必要ですよね」とコメントしていた。
その後17日に、K-1 WORLD GP実行委員会とK-1 GROUP公式審判部は映像で検証したところ、2ラウンドにヨーシラーが奪ったダウンに至る攻撃が、K-1 WORLD GP公式ルール第6条第1項11に抵触する反則と判断。
協議の上、2ラウンド0分12秒までの攻防で再採点し、K-1 WORLD GP実行委員会は判定0-1のテクニカルドローへと裁定を訂正した。
▶︎次ページは【動画】ヨーシラーが石井から“ダウンを奪った”瞬間!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・”K-1美女”菅原美優、水着で腹筋&仕上がりボディ見せ計量パス!新王者なるか
・元フェザー級王者・江川優生、韓国王者を初回KO!豪打が完全復活
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!