【ボクシング】プロ5戦目の永田丈晶が日本王座獲得、驚愕のスタミナで1位の山内を下す
プロボクシング日本フライ級王座決定戦が4月1日(土)東京・後楽園ホールで行われ、プロ5戦目のアマエリート・永田丈晶(協栄)が、同級1位山内涼太(角海老宝石)を下し戴冠した。試合前にはWBA、WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗とも50Rのスパーリングを行った逸材が、驚くべき手数とスタミナでベルトを手にした。
同王座は、今年1月にユーリ阿久井政悟が返上したもの。
同級1位の山内は9勝(8KO)2敗の強打者。昨年4月、当時のWBO世界フライ級王者・中谷潤人の王座に挑戦するもKO負け。11月にKO勝利で再起し、今回は世界への再挑戦に向け落とせない試合だ。
対する永田は高校時代に国体優勝、プロでは4戦4勝のサウスポーだ。今回の試合前には、今月8日に世界戦を控える寺地拳四朗と50Rものスパーリングを積み臨んだ。スタミナに絶対の自信を持ち、寺地も「もう15Rでもいけますよ」と太鼓判を押すほどだ。
試合は序盤から、永田が距離を詰めて打ち合いの展開に。山内が左ボディ、右アッパーをサウスポーの永田にヒットさせる。
長田は細かいステップから、顔面へのコンビネーション、時折鋭い左ボディを返す。山内は3Rから若干ペースを落とすも、永田の動きは一切変わらない。
5R終了時の採点は2者が48-47で永田、1者が48-47で山内という、永田優勢も競った展開だ。
6R、採点を聞いた山内が発奮したか、左右の大振りフックが次々と永田の顔面を捉えてゆく、永田が下がる展開に。
しかし7、8Rと永田の手数は一切止まらず、山内のハンドスピードが若干遅くなってゆく。
9R、山内が前へ出るが、永田の左ボディ、右フックが止まらない。10Rも山内は単発の大振りフックで前へ出るが、永田にほぼ避けられてしまった。
採点は3者共に96-94で永田に。驚くべきスタミナを生かし、プロ5戦目で永田が日本王座を獲得した。
永田はマイクで周囲への感謝を述べ、とくに昨年11月に急逝した父に「ベルトを持ってきてくれたのは親父。親父のためにもボクシングを貫いていきたい」とコメントした。
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