【ONE】スタンプがハム・ソヒを悶絶ボディで衝撃KO!MMA・ムエタイ・キックの3冠女王の快挙
ONE Championship
『ONE Fight Night 14』
2023年9月30日 (日) シンガポール・インドア・スタジアム
▼女子アトム級MMA世界王座決定戦
〇スタンプ・フェアテックス(タイ)
TKO 3R1分4秒 ※ボディストレート→パウンド
●ハム・ソヒ(韓国)
※スタンプが新王者に
スタンプはONEのスター選手。ONEでキックとムエタイ2冠を達成した後、MMAに電撃参戦した。MMA女子アトム級WGPで優勝し、昨年3月に同級王者のアンジェラ・リーの王座に挑戦し一本負けを喫したが、同年10月にはジヒン・ラズワンに勝利。今年1月にはキックボクシングでアンナ・ジャルーンサックを下し、5月にはアリース・アンダーソンにミドルキックでKO勝利を飾るなど、勢いに乗る。
対するハムは、鋭い打撃に加え、レスリング、グラウンドもハイレベルで揃えるオールラウンダー。DEEP、JEWELS、シュートボクシングなど日本のリングでキャリアを重ね、15年にはUFCにも参戦。19年からはRIZINで戦い、同年の大みそかで浜崎朱加を下しスーパーアトム級王座を獲得したが、20年10月にRIZIN王座を返上しONEへ参戦。今年3月には平田樹に判定勝利を収めて、現在9連勝中だ。
アトム級では5度の防衛に成功し絶対王者であったアンジェラ・リーがトップに君臨していたが、妹であり同じくファイターだったビクトリアの死による精神的ショックで長期欠場に。そのため今回の試合は暫定王座決定戦として行われる予定だったが、試合前にリーがケージで引退を発表。正規の王座戦となった。
1R、開始と同時に駆け寄るようにして詰めて行くのはハム。サウスポーから前手を伸ばし、オーソドックスのスタンプと前手でけん制し合う。右ミドルを蹴るスタンプにハムも蹴り返すがお互いほぼパンチが出ない。アクションが無くレフリーから注意が入るとハムが詰めて左ストレート。スタンプは変わらず右ミドルを蹴る。
2R、スタンプが何発も強いミドルを当てる。しかしハムはそこへ左ストレート。これでスタンプがダウンするとハムはトップを取ってパウンド。だがスタンプは下からクローズドガードを組むとギロチン、さらにこれが外れると腕十字。ハムの腕が伸びるがここでラウンド終了のゴングとなる。
3R、パンチから組み付くのはハム。スタンプはケージ際で耐えて離れ際にヒザを飛ばす。そして距離が離れたところでスタンプが右のボディストレート! するとこれが効きハムが苦悶の表情に。下がるハムにスタンプは一気に詰めてさらにボディを狙ってヒザ、パンチと連打! ハムがうずくまるようにダウンするとレフリーが試合をストップ。スタンプが劇的なKOでキック・ムエタイに続きMMAのベルトも手にし、三冠を達成した。
▶︎次ページは【動画】スタンプがハム・ソヒを悶絶ボディKOする衝撃瞬間!
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