【UFC】アスピナルがヘビー級暫定王者に!豪打炸裂でパブロビッチを秒殺KO撃破
11月11日(日本時間12日)に米ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで開催された総合格闘技イベント『UFC295』ヘビー級暫定王座決定戦にて、同級4位のトム・アスピナル(30=英国)が同級2位のセルゲイ・パブロビッチ(31=ロシア)を初回KOで下し、暫定王者に輝いた。
正規王者のジョン・ジョーンズが当初、この大会で同級3位のスティーぺ・ミオシッチを相手に初防衛戦を行う予定だったが、ジョーンズが練習中の負傷で中止に。ジョーンズの復帰が来年春以降になる見通しから、今回の暫定王座決定戦が実施されることとなった。
アスピナルはボクシング現WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリーのスパーリングパートナーを務めた経歴を持つハードパンチャー。キャリア13勝は全てフィニッシュしており、その内10個のKOを誇る。
対するパブロビッチはUFC史上最多となる6試合連続の初回KO勝利の記録を持つ実力者。過去3試合はルイス、トゥイバサ、ブレイズとヘビー級トップ選手を次々とKOした。
試合は1R序盤、ジワジワと前進するパブロビッチに対し、アスピナルはステップを踏みながらカーフキックを当てる。至近距離での撃ち合い、最初に相手のパンチを被弾したのはアスピナル。しかし、動揺せずに再びサークリングでパブロビッチの重圧を逃していく。
パブロビッチのパンチのコンビネーションを上体を後方にそらしながらスウェーでかわすアスピナル。すると、アスピナルがタイミング良く飛び込んで豪快の右を当て、さらに同じテンプルに右を追撃!
パブロビッチが崩れるようにダウンすると、レフェリーが試合を止めた。
1分9秒とわずか69秒の秒殺劇。衝撃のKO勝利でアスピナルがヘビー級の暫定王者のベルトを巻いた。
『UFC295』
11月11日(日本時間12日)米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン
▼ヘビー級暫定王座決定戦
●セルゲイ・パブロビッチ(ロシア)
KO 1R1分9秒 ※右ストレート
○トム・アスピナル(英国)
※アスピナルが暫定王者に
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