【ONE】タイの神童”タワンチャイがV3、判定勝利でナタウットとの激闘を制す
ONE Championship
『ONE 167』
2024年6月8日タイ・バンコク・インパクトアリーナ
▼メインイベント フェザー級ムエタイ世界タイトルマッチ
〇タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ/王者)
判定2-0
●ジョー・ナタウット(タイ/挑戦者)
※タワンチャイが3度目の防衛に成功
タワンチャイは“タイの神童”と呼ばれる存在で、昨年9月にペットモラコットに勝利し、ONEムエタイ世界フェザー級王座を戴冠。その後も並みいる強豪を破り現在7連勝中。
対するナタウットはラスベガスを拠点とするムエタイ団体「ライオンファイト」で2階級制覇を達成し、2018年からONEに参戦。ペトロシアンやチンギス・アラゾフなど強豪と戦い、前戦ではルーク・リッシに判定勝利している。
2人は23年10月にキックルールで対戦。本来はタワンチャイがスーパーボンと対戦する予定だったがスーパーボンの怪我により急遽ナタウットが出場。試合はタワンチャイの判定勝利となったが、今回は万全の準備期間を経てムエタイルールでの再戦となる。
1R、サウスポーのタワンチャイにオーソドックスはナタウット。ロー、ミドルと一発が重いタワンチャイ。ナタウットはハイキックから右ストレートで飛び込んでいく。タワンチャイはガードの上からでも強烈な左ミドルを蹴る。
2R、じりじりとプレッシャーをかけていくタワンチャイ、インローとミドルを蹴ってナタウットを寄せ付けない。ナタウットはタワンチャイの圧に下がるも近距離になると右ストレートを当てる。
3R、変わらずミドルで距離を取るタワンチャイだがナタウットの右オーバーハンドが顔面を捉える。すかさず詰めるナタウット。ワンツーにアッパーも混ぜてパンチのコンビネーションで攻勢に出る。タワンチャイも押されつつ左ストレートやヒジを返す。
4R、前に出て左ミドル、ハイを蹴るタワンチャイだがナタウットがスウェーでかわす場面が増えてくる。しかし中盤になると再びタワンチャイのミドルが当たり、ナタウットが下がるように。
5R、プレッシャーをかけるのはタワンチャイ。左ミドルに加え、左のストレートも当てていく。ナタウットはハイから右で前へ出るがタワンチャイもそこへパンチやヒジを合わせる。後半になるとナタウットの攻撃を見切ったタワンチャイが前へ出る。ナタウットは下がりつつもハイやパンチを返すなか試合終了。
判定はジャッジ一人が引き分けのマジョリティ判定となったもののタワンチャイが勝利。押される場面もありながら終わってみれば判定勝利でナタウットのリベンジを退け、3度目の防衛に成功した。
▶︎次ページは【動画】タワンチャイ、ナタウットとの大激闘シーン!
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