アントニオ猪木、印パ国境の町での格闘技イベント開催を発表
2月21日(火)参院議員を務める元プロレスラーのアントニオ猪木が、都内にて開かれた自身のバースデーパーティーに出席。
その会場で、3月23日(または3月24日)パキスタンとインドの国境の町ワーガ(Wagah)にて、「猪木 世界平和プロジェクト『ファイト&ピース』イン パキスタン」を開催することを発表した。
20日(月)に74歳の誕生日を迎えた猪木は、会場に集まった関係者と報道陣を前に大会開催の意義を説明。IS(イスラム国)に対する問題意識がイベント着想の一つであることを明かし、「確かに、やっていることは理不尽だし、それに対してなぜこうなったかという歴史も分からない。そういう部分を世界の人たちに、イベントを通じて、世界が平和でありますようにという意味で、メッセージとしていきたい」と意気込みを語った。
開催地となるワーガは、インドとパキスタンが分離・独立した1947年に、新たに国境として定められたラドクリフ線によって2つに分断された町。東半分がインド、西半分がパキスタンに属することとなり、その国境は「アジアのベルリンの壁」と呼ばれるようになった。
こうしたアジア国境紛争を象徴する場所でイベントを開催することも、スポーツを通じた世界平和を訴える猪木のこだわりが覗える。
なお、イベントの内容については、プロレス、グラップリング(またはレスリング)、キックを現在のところ予定。
参戦予定選手として、プロレスとMMA(総合格闘技)で活躍するボビー・ラシュリー(アメリカ)、一昨年大みそかのエメリヤーエンコ・ヒョードルとの一戦で話題となった元DEEPメガトン級王者シング・心・ジャディブ(インド)、ムエタイの強豪である元ルンピニースタジアム認定ライト級王者パコーン・P.K.セーンチャイムエタイジム(タイ)など、7名が挙がっている。
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