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【K-1】階級転向の城戸康裕、王者チンギスをパクる

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2017/11/11(土)UP

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いつも、観客を楽しませる城戸

 11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ヘビー級王座決定トーナメント~』で、木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Team Philip/GSA/WSR)と対戦する、K-1 WORLD MAX 2008日本トーナメント王者・城戸康裕(谷山ジム)のコメントが主催者を通じて届いた。

6月のスーパーウェルター級トーナメント決勝戦では、アラゾフ(右)と大激闘を演じた

 今大会から、長年戦っていたスーパーウェルター級(-70kg)からウェルター級(-67.5kg)に階級を下げる城戸は、その理由について「やっぱり(6月のトーナメントで)チンギス(・アラゾフ)とやったことがデカかったです。彼とまた11月にすぐやって勝てるかと言ったら勝てないなと思って。それでチンギスに勝つ練習をするより、体重を落とす努力をするっていうのは俺っぽいなって(笑)。
 
 あと、前回食事を見直してみたんです。そうしたら減量がすごくラクで。減量期間中も全然ご飯を食べていたんですけど、体重がすんなり落ちる感じだったので、そのやり方にも慣れたというか。でも、67.5kgっていうのはここ10年ぐらいでは未知なので、そういう怖さはありますけどね」と話す。
 
 また、通常体重を落とした事により「ふくらはぎとか膝の負担が減っている分、やたら体が軽いしよく動くんです。トレーナーにも威力は全く落ちていない、むしろ体の力が抜けているって言ってもらっています。
 
 インスタやツイッターを見てもらってる人は分かると思うんですけど、今はチンギス(の動き)をモロにパクってやってます(笑)。でもあの動きをしてから脱力、力を抜くのがすごく上手くなって、緩急がすごくついたし、バンと当たった時のインパクトがすごく出ました」と、身体の動きが確実に変わったという。

カード発表記者会見には「ウェルター級に殴り込みに来た」と、チンピラ風の衣装で参加した城戸。右は木村

 階級転向の初戦が木村に決まった時の心境を「みんなたぶん断ったんでしょうね(苦笑)。断って断ってミノルくんだけが受けてくれたんじゃないかと思います。僕は新生K-1が始まった頃から見ていましたけど、その時って武尊とミノルくんが2大巨頭みたいな感じだったじゃないですか。
 
 だからミノルくんの影響力はスゴいと思うし、彼の人前で見せるオーラだったり、プロフェッショナル感っていうのは僕はすごくリスペクトしています。会場を味方につけるあのオーラ、吸い込む感じは“持ってる男”というか。スター性のある選手だなっていうのは、そこはずっと思っていました」と木村を絶賛しながら語る。
 
 そして「僕も-70kg(スーパー・ウェルター級)のアホみたいに強い奴らとバンバン試合をしてきたので、その中でやってきた威力だったりテクニックだったりを圧倒的に見せつけて、もう“ダメダメダメ、こんな奴連れてきちゃダメでしょ”みたいな試合をしたいです。
 
 それで、僕が-67.5kgに行ったから“城戸が来た!”みたいな感じでみんな-65kgや-70kgに行くことを期待しています(笑)。まずはこの階級のベルトを獲って、アラゾフが王者じゃないタイミングで-70kgに戻って2階級を制覇します(ニヤリ)」と、最後まで城戸らしい冗談を交えながら意気込んだ。
 

 

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●編集部オススメ

・城戸が決勝進出で大健闘もアラゾフ優勝

・9月、元同門の先輩・久保優太に敗れた木村

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