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【月間ベストファイター・11月】38歳、ボクシング5戦目で東洋王座を奪取!元キック世界王者・緑川創が貫いた「重心を崩さない」必勝術

 毎月イーファイトのサイト名にちなんでより良い試合をした選手に贈られる、格闘技月間ベストファイター賞。2025年11月のベストファイターは、11月27日(木)東京・後楽園ホールにて開催されたボクシングイベント『フェニックスバトル146』の[OPBF東洋太平洋スーパーウエルター級タイトルマッチ]で、王者ワチュク・ナァツ(28=八王子中屋)を判定2-1(95-94×2、94-95)で打ち破った緑川創(EBISU K.s BOX)に決定した。(2026年1月3日UP)

PROFILE
緑川創(みどりかわ・つくる)
EBISU K’s BOX所属
1986年12月13日、東京都大田区出身
身長 171 cm 
構え オーソドックス

【獲得タイトル】
・プロボクシング
第40代OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者
・プロキックボクシング
WKBA世界スーパーウェルター級王者
第8代新日本キックボクシング協会ウェルター級王者

【戦績】
プロボクシング戦績 5戦5勝(3KO)
キックボクシング戦績 86戦56勝(25KO)18敗10分2NC

 学生時代は野球に打ち込み、名門・目黒藤本ジムに入門。新日本キックを主戦場にキャリアを積み、剛腕のパンチと鋭いヒジ、打たれ強さを武器に、各団体で激闘を重ねてきた。新日本キックの日本王座やWKBA世界王座を獲得し、2014年にはアンディ・サワーから勝利。さらにタイと日本でラジャダムナンスタジアム王座にも2度挑戦するなど、立ち技で実績を残した。

 2023年2月、海人を相手に引退試合を行ったのち、プロボクシング転向を決断。2024年10月31日、後楽園ホールでワン・ダソンと6回戦を戦い、判定勝利でデビューを飾った。

 以降は連勝を伸ばし、転向5戦目となる2025年11月27日、後楽園ホール『Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 146』でOPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者ワチュク・ナァツに挑戦。10回にホールディングによる減点1を受けながらも、判定2-1で王座を奪取し、38歳でOPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者となった。

選考理由
1.38歳(試合時)にしてプロボクシング東洋太平洋王者に 
2.ボクシング転向わずか5戦目、1年1か月で戴冠
3.10歳年下の王者に、キック時代から培った技術も加え勝利

選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ

 受賞された緑川選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

アルティメットフレキシジョイントUC-Ⅱ®

非変性Ⅱ型コラーゲン(UC-Ⅱ®)に、MSMやユニベスティン、キャッツクローを配合したサプリメントです。
マルチビタミン&ミネラル

100%自然素材を使用したビタミン&ミネラルサプリメント。着色料、香料、保存料は一切使用しておりません。
アミノ12パウダー

BCAAなど体内で合成できない必須アミノ酸を8種類配合。身体作りに好適なアルギニン、オルニチン、グルタミン、グリシン配合。飲みやすいオレンジ風味。
詳細はこちら 詳細はこちら 詳細はこちら
贈呈:ゴールドジム

激闘を制した緑川

 相手は見るからに筋骨隆々。リングで緑川と向き合うと、一回りは大きく見える。
 王者ナァツは28歳、戦績15戦9勝(4KO)4敗2分。今年7月に緑川の同門で、同じくキックボクシングから転向した左右田泰臣に判定3-0で勝利し、戴冠した。

 試合では王者が序盤からパワフルなパンチを連打し、接近。しかし緑川は終始落ち着いた様子で、キック時代から得意としてきたノーモーションのパンチを繰り出す。まるで力みを感じさせず、ストレートをボディに入れていく。
 後半、王者は緑川のボディが効いた様子も見せ、クリンチも多用した。

 緑川は最終10Rに減点1を受けるも、最後まで崩れぬ構えで攻め抜き、判定2-1で勝利。新王者となった。

 38歳にして、転向5戦目での殊勲。この金星を裏付けたのは、緑川の「決して重心を崩さない」「練習の時からぶらさない」という、徹底した心身の“熟練”だった。

■土台は「構えを崩さない」体格差を前提にした戦い

筋骨隆々の王者がアッパー!

 まず体格差があった。緑川の身長は171cm、対して王者は175cmだ。

 緑川は「身長がないんで、いきなり飛び込んでも基本的には当たらない。相手は大きい人、手が長い人ばかり。だからこそ、常にバランスを崩さないようにしている。試合中にブレていいことはない」と、何よりも構えのバランスを重視する。

「重心と脚の位置は変えない。自分がいい体勢、打ちやすい体勢、受けやすい体勢に、常にいるようにしている」と、相手への対策より自身の体勢にフォーカスしている。
 さらに「自分でも無駄がない(動き)だと思う」と、余計な動きを排除しているという。

 その上で、今回の戦略として「腹から崩していこう」という組み立てがあった。
 実際、序盤からストレートが「ポンポン入った」手応えがあり、1Rの段階で「やりづらそう、嫌そうだな」と相手の反応を読めたという。

▶次ページ:井岡一翔の動き「真似てみたら合った」/鍵は“中間距離”/10Rに襲ったピンチとは?

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