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【新極真会】今年は海外勢が脅威、秒殺KOで全日本優勝のキンザースキーに勝てる日本人は誰!?緑代表が挙げた海外四強!

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2026/01/03(土)UP

”カザフの巨人”キンザースキー、衝撃の一本勝ちで昨年の全日本優勝!

 2025年10月の新極真会主催『第57回全日本空手道選手権大会』では、“カザフの巨人”アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)が、決勝で豪快な“顔面ヒザ蹴り”でKOし一本勝ち。圧倒的な強さで、初の海外選手による優勝となった。この”怪物”に勝てる日本人選手はいるのか。緑健児代表に聞いた。

【動画】“カザフの巨人”、飛びヒザKOの瞬間!

 キンザースキーは今年7月19日(日)に予定されている『第2回 空手Champion of Champions(KCC)』(東京・国立代々木競技場 第二体育館)へ出場予定だ。この“怪物”に勝てる日本人選手はいるのか。
 緑健児代表に聞くと、まず前回王者である岡田侑己(和歌山支部)の名前を挙げ、キーワードは「下段蹴り」だと言う。

■キンザースキーに勝つなら岡田侑己、鍵は「下段」!

岡田は後ろ蹴り、胴回し回転蹴りなど”倒せる”蹴りを得意とする

 緑代表がまず名前を挙げたのは、前回王者の岡田だ。
 岡田は今回の全日本では4位となっているが、緑代表は「1週間前にヘルニアになった影響で動きが悪かった」としつつ、「万全な体調なら、ディフェンディングチャンピオンとして意地を見せられるはず」と期待を寄せる。

 勝つための鍵として語ったのが“下段”だ。「下段をしっかりと効かせて、相手の意識を下げる。すると彼(岡田)の得意な、回転胴回し蹴りや上段回し蹴りが生きる。更に彼(岡田)は、横の動きも上手。(キンザースキーの)動きを翻弄して勝ってほしい」と続けた。

 また岡田は「一発の技を持っている」と評価し、「お互いに武器を持っているし、見どころのある、もう“これぞ空手”っていう戦いになると思う」と言う。
 彼らがKCCで当たれば、「来年のベストバウトになる可能性を秘めている」とし、「この試合が、2027年の世界大会にも通ずるような戦い方になるだろうね」と展望を語った。

身長190cm、後藤優太、昨年のWFKO世界大会決勝ではこの跳びヒザでダウンを奪い優勝

■身長190cm、後藤優太も「非常に面白い戦いになる」

 もうひとりの可能性として挙げたのが、昨年のWFKO重量級で優勝し、身長190cmとキンザースキーにもひけを取らない後藤優太(空手道MAC)だ。

 緑代表は「もし(KCC)に選ばれた場合、キンザースキーと戦ったら非常に面白い戦いになる。“これぞ重量級”っていう戦いになる」。日本対海外の構図の中で「一番話題性のある戦いになるんじゃないか」とした。

■キンザースキー級に強い海外勢 「海外では四強」

第一回KCC決勝で岡田と対決したグザウスカス

 強豪外国勢は、キンザースキーだけではない。KCCで、キンザースキーに並びうる脅威として挙げたのは、まず、第1回WFKO世界大会 重量級 3位のパウリウス・ジマンタス(リトアニア)だと言う。

 ジマンタスについては「世界大会みたいに“長期の試合”だと、力をフルに発揮しきれない面がある」としながらも、「1試合、2試合、3試合みたいなフォーマットだと、ヨーロッパ大会でもいつも一本勝ちしている強さがある。KCCにおいては“爆発的”」と評価する。

高身長で一本勝ちを量産するジマンタス(リトアニア)

 さらに、第7回全世界ウエイト制大会 重量級 優勝のエヴェンタス・グザウスカス(リトアニア)の名も挙げ「エヴェンタスが出ていない大会ではジマンタスが優勝している。ただ、エヴェンタスと競り合うと、最終的にはエヴェンタスが勝ち切る」と、トップ勢の序列にも触れた。

 また「(第1回WFKO世界大会 中量級 優勝)アントン・ジマレフ(カザフスタン)も強い」という。昨年のWFKO世界大会決勝では塚本慶次郎からボディで技あり(ダウン)を奪い優勝している。
「海外ではこのあたりが四強だと思うね」とまとめた。

■決勝での反省点 上段ヒザと接近戦、そして“下段”

兄の渡辺優作を準決勝でもボディを効かせ上段でも圧倒したキンザンスキー

 決勝で話題となった“顔面ヒザ”一本勝ち。緑代表は「海外勢が日本人選手に対して、上段ヒザや接近戦の蹴りが“有効”だと感じてきていると思う」と警戒感を示す。

 具体例として挙げたのが渡辺兄弟だ。弟・和志(世田谷・杉並支部)がキンザンスキーに決勝で敗れ、兄の優作(世田谷・杉並支部)は準決勝、キンザンスキーに本戦で敗れている。
 緑代表は「体はちっちゃいけど、2人ともパンチ力がある」。ただし今回の戦い方については「接近しすぎた。ああいう戦略だと、キンザースキー有利になってしまう」と振り返った。

 更に「接近戦だと、相手に強い突き蹴りが出せない」とし、勝つには「遠い間合いから飛び込んで、突いて蹴って、また離れる、いわゆるヒット&アウェイもやっていかないと」と助言する。

 キンザースキーは「離れても上段があるし、接近戦もある」。ゆえに「離れて戦う時も上段を警戒し、接近した時も上段ヒザを警戒しなきゃいけない」とし、結論として「長い足をしっかりと、下段を効かせていくのが大事だね」と、改めて“下段と間合い”を繰り返した。

■キンザースキーの強さ 「フィリオ以上の怪物に…」

緑代表が4強の1人にあげたアントン・ジマレフ。昨年のWFKO世界大会決勝では塚本慶次郎からボディで技あり(ダウン)を奪い優勝

 一部では「キンザースキーは日本人には強いけど、外国人には弱いんじゃないか」という声もある。
 だが緑代表は「キンザースキーは成長している」とそのレベルではない言う。
 全日本の1週間前には、カザフスタンでチャンピオンになり、全日本の1週間後には「ジョージアでヨーロッパのチャンピオンに勝って、さらにチャンピオンになった」と、“伸び方”そのものが脅威だとする。

「まだ20歳。これからもどんどん成長する。怖い存在だよ」。そして「かつてフランシスコ・フィリオが人気を博していた。あれ以上の強さを身につける怪物になってくる」と言い切った。

 KCCでは、キンザースキーを筆頭とした”海外四強”が暴れるのか。それとも岡田の“一発”、あるいは重量級の後藤が日本勢の意地を見せるのか。鍵は、緑代表が繰り返した“下段と間合い”になりそうだ。

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