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【Krush】KANAが女王ヘウヘスと一触即発「ムカついた」

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2017/12/08(金)UP

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女王ヘウヘス(左)に顔を近づけてにらみ付けたKANA(右)。関係者が2人を引き離した

 12月9日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.83』の前日計量&記者会見が、8日(金)都内にて13:30より行われた。

 ダブルメインイベント第2試合でKrush 女子-50kg タイトルマッチを争う王者メロニー・ヘウヘス(オランダ)は49.5kg、挑戦者KANA(シルバーウルフ)は50.0kgでそれぞれ計量を一発クリアー。

 両者が計量を終えた直後、ヘウヘスがKANAに何か言葉を発したところでKANAがヘウヘスに顔を近付けてにらみをきかせ、両者フェイス・トゥ・フェイスのにらみ合いを展開。一気に緊迫したムードとなり、スタッフが両者を引きはがした。

 KANAによれば「気軽に喋りかけてきたのでムカついた」のだという。KANAにしてみれば1月に王座を奪われ、プロ初黒星を付けられた相手。リベンジに燃えているところでフランクに話しかけられ、ナメられたように感じたのだろう。しかしヘウヘスは「KANAは前回も私をにらみ付けてきた。でも私は何も感じないし、恐れることもない」と涼しい顔で語った。

 記者会見でもヘウヘスは余裕ともとれる発言を連発。KANAが「1月15日に負けてから毎日悪夢と戦って、今年の悪夢は明日で終わりかと思う。明日は応援してくれるたくさんの人がいるので、感謝の気持ちと自信だけを持ってリングに上がります」と心境を語れば、ヘウヘスは「準備は万端。前回は計量に苦戦したが今回は無事クリアーしました。このベルトは私が守る。だからKANAの悪夢は明日で終わりじゃない」と言い放つ。

計量後にはタイトルマッチ調印式が行われた

 KANAは「キャリアの中で負けたことがあるのがメロニーだけなので、2度同じ対戦相手と戦ったことがなくどういう状況になるか分からないが、凄く気合いが入っています。今年最初のKrushは女子の試合をメインにしてもらって最高の舞台を整えてもらったのに負けてしまった。今年最後の試合で再びメインをやらせてもらうことはありがたい。だからこそしっかり借りを返して勝ちたい。(初黒星を喫して自分は)全てが変わりました」と、1月大会のメインで負けた汚名を返上したいと話す。

 また、「メロニーも計量を見たらいい仕上がりで来たので、最高の試合が出来ると思います。明日までが準備なので最後の最後まで油断せずに勝ちに行きます」と、2018年を締めくくる最高の試合をして勝つと言葉を結んだ。

 迎え撃つヘウヘスは「4月の日本での試合後、キックボクシングを2試合、MMA(総合格闘技)を1試合やっていずれも勝ちました。MMAの試合は打撃ではなく関節技での勝利よ。その後はキックボクシングのルールに集中して練習してきました。明日は私がより優れている、そしてチャンピオンにふさわしいことを証明します。明日は再戦になりますが、必ずこのベルトは保持してチャンピオンのままでいたいと思う」と、王座は渡さないと宣言した。


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