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【GLORY】悪童封印したバダ・ハリが笑顔で復帰戦会見「俺が負けることもありうる」

2018/02/10(土)UP

会見で笑顔を浮べるバダ・ハリ

 3月3日(土・現地時間)オランダ・ロッテルダムで開催される『GLORY 51』の記者会見が、2月7日(水・同)に行われた。メインイベントのヘビー級ワンマッチで、因縁の再戦を迎える元“K-1の悪童”バダ・ハリ(33=モロッコ)とヘスディ・カラケス(33=エジプト)がそろって出席し、試合に向けた意気込みを語った。

「2010年から未完のままになっている仕事だ」会見の冒頭、今回の一戦についてGLORYマッチメーカーのコー・ヘマーズ氏はこう表現した。ハリとカラケスは2010年5月に『IT’S SHOWTIME』(かつてヨーロッパ最大のキックボクシングプロモーションであったが現在はGLORYに買収・統合)のヘビー級タイトルマッチで一度対戦。当時、同団体の王者であったハリは、2Rに転倒したカラケスに対して蹴りを見舞い、反則負けで王座から陥落した。

2008年12月のK-1 WORLD GP決勝で、ハリは倒れたレミー・ボンヤスキーの頭部を踏みつけ、失格負けとなった

 それから7年以上の歳月が経ち、ハリは自身が犯した暴行事件などの罪による刑期を終え、GLORYで1年半ぶりに戦線復帰することが決定。これを受けて、ハリと因縁を持つカラケスは自らのSNSを通じて復帰戦の相手に名乗りを上げ、今回の再戦が実現することとなった。

 ハリは再戦を承諾した理由を尋ねられると、「みんなも知っているように、俺たちには歴史がある。俺はGLORYに復帰することが決まった時、誰と戦いたいかを尋ねられたんだ。その時にヘスディの方からちょっとした雑音が聞こえてきたんでね。だから俺たちは今ここにいるわけだ」と説明する。

 また、マッチメーカーが“未完の仕事”と表現した2010年の試合について、「自分は正直、そこまでの思いはなかった。むしろヘスディ側にその表現が当てはまると思う。彼は勝利とベルトを俺から奪ったが、彼が望んでいたやり方ではなかっただろう。だから、俺は彼が求めてきたことに応えることにした。2度目の試合がどうなるのか、見てみようじゃないか」とも話した。

静かな口調でコメントを述べるカラケス

 その言葉通り、カラケスは「あの試合はお互いが望んだ終わり方ではなかった。自分にとってはまだ終わっていない」と、真剣な面持ちで再戦への思いを口にする。

 当時の試合を振り返り、「1Rはバダが優勢だったが、2Rは自分が持ち直し始めたところだった。そこで倒れた俺にバダが蹴りを放った。俺も彼もあれから成長している。俺たち2人ともが、今回の試合で証明したい何かを持っていると思う。素晴らしい試合になるだろう。本当に楽しみにしている」と、カラケスは静かな口調ながらも闘志を感じさせるコメントを続けた。

 その後はやや表情が固いカラケスに対し、ハリはたびたび笑顔を見せながら饒舌に語った。KO勝ちが期待されているとの声に、ハリは「ノックアウトという結果は素晴らしいものだ。まるでモナ・リザを完成させた時のような感覚だろう。もちろんノックアウトできることを楽しみにしているが、それには試合の中でリズムを掴むことが必要だ。チャンスがあれば狙っていくよ。彼を容赦するつもりはないからね。試合のプランもすでにあるし…。そうだな…(少し考えて)彼をノックアウトしようじゃないか」と、この日一番の無邪気な笑顔を見せた。

 余裕すら感じさせるハリだが、復帰戦の相手として不足はないか、との質問が飛ぶと、「ちょっと失礼な質問に聞こえるね。ヘスディはウォーミングアップ感覚で戦えるような簡単な相手ではない。彼を過小評価するようなことがあってはならない。注意しなければ、俺が負けることもありうる」と否定。

7年以上の時を経て対峙したハリ(右)とカラケス(左)。互いに視線を反らさずにしっかりと向き合った

 また、2010年の初対決で犯した反則行為をどのように捉えているのか、との問いには「当時の俺はとても若かった。自分が何者なのか、その答えを探しながら、ただ気分や感情の赴くままに戦っていた。あの時は何かがはじけてしまったんだ。だが、今回はしっかりとしたモノを見せる」と、意気込みをまじえて返した。

 落ち着いた口調で質問に答え、互いにリスペクトの言葉も口にするなど、遺恨があることを感じさせない両選手。会見終了後のフェイスオフ撮影では、ハリが笑顔で手を差し出し、カラケスと2度握手をかわした。

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