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【RISE】一皮むけた松倉信太郎、イ・ソンヒョンに「思い切り攻める」

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2018/06/14(木)UP

TRY HARD GYMでミットを蹴る松倉

 6月17日(日)千葉・幕張メッセ・イベントホールで開催されるRISE史上最大のビッグマッチ『RISE 125』に出場する松倉信太郎(26=TRY HARD GYM)の試合直前インタビューが主催者を通じて届いた。

 RISE初参戦となる松倉。当初は”闘う漫画家”として知られる第3代RISEミドル級王者・森田崇文との一戦だったが、森田が4月15日の中国キックボクシングイベント『クンルンファイト』で右尺骨を骨折したため欠場。代役として第2代ライト級王者のイ・ソンヒョン(27=韓国)との対戦が決定した。

 相手がイ・ソンヒョンと聞いて松倉は「『ア~ッ!』と思いました。いま世界の70㎏級はあんまり派手じゃないけれど、強い人が多い。ソンヒョンもそういうタイプだと思ったので」と言う。

シュートボクシング世界王者の鈴木博昭(右)に前蹴りを見舞うソンヒョン(左)

 ソンヒョンはRISE三階級制覇の裕樹・シュートボクシング世界王者の鈴木博昭・HOOST CUP王者の麻原将平を撃破するなど、日本でもその強さは証明済みだ。松倉は「勝つしかないので、試合が楽しみで仕方ない。チャンスは結構もらってきましたが、だいたいこういうところでコケていた。今回もそのひとつだと思うので、勝たなければ」と、大一番の試合を落とせないと意気込む。

 ソンヒョンの攻略法について松倉は「相手は気持ちが強くてテクニックもあるので、厳しい試合にはなるでしょう。向こうのペースに巻き込まれないで、自分をちゃんと出していくことが大事だと思います。相手がガーッと出てきたところで崩れてしまったりするのが自分の弱点なので、そこを克服することも重要かな」と、相手のペースにならないよう自分との戦いになると語る。

同ジムの代表代行で、今回のRISEにも出場するHIROYA(右)と

 今年に入り所属ジムのTRY HARD GYMはフリー宣言をするなど慌しい状況が続いた。松倉自身も「実は昨年7月練習中に拳を折ってしまい、今年2月まで試合はできないという感じだったんですよ。今回は骨がズレてしまったので手術しなければならなかった」と、半年以上続いた怪我のことを明かす。

「完全に格闘技ができなくなるのは初めての経験でした。最近は試合をお金をもらう手段としてやっているような感じで楽しさを感じていなかった。でも、いざ出来なくなったら、心の底から『格闘技をやりたい』という気持ちがわいてきた」と改めて格闘技に取り組む気持ちが出たという。「TRY HARD GYMは東京の田舎にありますが、最近強くなるかどうかは環境ではなく、自分の意志だと思うようになりました」と、精神的にも大人になったようだ。

日本での試合は昨年2月K-1での日菜太(左)戦が最後の松倉(右)

 そんな松倉が今回の試合で注目してほしいところは「まずソンヒョンの強さやプロフィールを知ってもらって、それを自分が乗り越える凄さを知ってほしい。ソンヒョンは一見やさしそうで、体もちょっとなよってしているじゃないですか」と、ソンヒョンの強さを知った上で試合を評価してほしいという。

 さらに「最近は自分の攻撃が消極的だったと思うので、思い切り攻撃することを意識しています。本当に基本的なことだと思うけれど、そこが欠けていたと思うので」と、強敵相手に思い切り攻めると宣言した。

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