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【VTJ】所英男が佐藤ルミナにわずか39秒でKO激勝!

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2012/12/24(月)UP

▲佐藤ルミナ(左)を秒殺した所英男(右)


VTJ実行委員会

「VTJ 1st」
2012年12月24日(月・祝)東京・国立代々木競技場第2体育館

▼メインイベント 135ポンド契約 5分3R
○所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス/DREAMバンタム級日本トーナメント優勝)
KO 39秒 ※グラウンドでの打撃
●佐藤ルミナ(roots/初代修斗環太平洋ライト級王者)

“修斗のカリスマ”ルミナとHERO’SやDREAMで活躍している所が激突。これまで接点がなかった両者による夢の対決がVTJの舞台で実現することとなった。所はこれが昨年の大みそか以来の試合となる。

 1R、ジャブを小刻みに出すルミナは左ロー。ルミナから組みに行くと、所が足払いと同時に突き飛ばしてルミナを倒す。すかさず右のパンチで飛び込んだ所は、上からヒジの連打! 

 ルミナは何も出来ずに防戦一方となる。そのまま所のパンチ連打が続き、レフェリーが試合をストップ!

 注目の初対決は所の秒殺KO勝ちという衝撃の結末となった。決着がつくと所はルミナを心配そうに覗き込み、ルミナは目を見開いてしばらく立ち上がることが出来ず。ルミナがケージを降りても、所は自分の勝利が信じられないかのように呆然とした表情のままだった。

 所は勝利者インタビューを受け、「ありがとうございます。3Rフルに使って最後は仕留められたらいいと思っていましたが、たまたまこういう結果になりました。今日はクリスマスイブにVTJにご来場ありがとうございます。僕の周りにはたくさんのいい仲間がいまして、去年の大みそかには志半ばに仲間の宮下さんが天国に行ってしまったんですが、宮下さんのおかげで仲間たちの絆が深まりました」と、去年の大みそかに急性巨核芽球性白血病で亡くなった格闘家・宮下トモヤへの想いを口にした。

 試合後のインタビュースペースでは、「まだお互いに展開を作る前に終わってしまったのでビックリしています」と所。「本当は1Rは僕が攻めてルミナさんが返してきたらそれを頑張ってしのぎ、そこから自分のペースに持っていくという作戦でした。ヒジはほとんど使ったことがなく、無意識で出ました」と試合を振り返る。

 今後については「一個一個の試合をしっかり勝っていくこと、しっかりぶつかっていくこと。それで自分の人生を切り開いていけたらいいと思います」と語った。


▲カーロ・プラター(下)にパウンドを見舞う弘中邦佳

▼セミファイナル 155ポンド契約 5分3R
○弘中邦佳(マスタージャパン/第11代修斗世界ウェルター級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
●カーロ・プラター(ブラジル/THUGJITSU)

 かつてUFCに参戦していた弘中が、約3年ぶりにケージ(金網)での試合に臨む。

 現在4連勝中の弘中と対戦するプラターは今年10月までUFCを主戦場にしていたファイターで、30勝12敗1分の戦績を持つ。キックボクシング出身で、ブラジリアン柔術でも黒帯を持つという。

 1R、弘中の右ハイキックにプラターが右ストレートを合わせてそのまま組みに行く。ケージに押し付け合い、プラターが豪快に投げてテイクダウンを奪う。

 弘中は体を起こして立ち上がり、離れる。弘中がワンツー、プラターもワンツーで前に出る。弘中が左フックをヒットさせるとプラターは組み付く。弘中は組まれながらもボディを打ち、離れる。弘中が右ハイを放ったところでラウンドが終了した。

 2R、ジャブの出し合いから弘中がタックル、一度は倒すがプラターは立ち上がる。弘中は再び組み倒し、テイクダウンを奪う。パスガードを狙った弘中だが、プラターは立ち上がる。

 弘中が右ミドル、右フック。プラターが弘中をケージに押し付けてヒザを見舞うが、弘中が前へ出てテイクダウンを奪う。弘中は中腰になってパンチを落とし、立ち上がろうとしたプラターのバックを奪う。チャンスを迎えた弘中だったが、ここでラウンド終了となった。

 3R、弘中がワンツー、プラターの右ストレートにタックルを合わせて組み付き、サバ折りでテイクダウンに成功する。どっと沸く場内。弘中が上を奪い、立ち上がろうとするプラターのバックへ。背後からヒジを入れる弘中。長くバックをキープした弘中がフェイスロックを仕掛けたところで時間切れ。判定で弘中が勝利を収めた。

「相手も強豪なので一本勝ちできなかった。もっとあっさり勝てるかなと思っていたけど。日本人vs外国人の3対3は日本人の勝利で終わったので、しっかりとメインにつなげられたと思います」と、弘中は勝利者インタビューに答えた。


 

▲ダレル・モナヒュー(右)のパンチで食らうマモル

▼第5試合 125ポンド契約 5分3R
○ダレル・モナヒュー(アメリカ/ミレニアMMA/グラジエーターチャレンジ・フライ級王者、元TPF同級王者)
判定2-1 ※28-29、30-27、29-28
●マモル(シューティングジム横浜/初代修斗世界バンタム&フェザー級王者)

 マモルは修斗で2階級制覇を達成し、2010年からはアメリカのケージ大会を主戦場にしていた。対するダレルは11勝のうち5勝がKO、4勝が関節・絞め技による一本とフィニッシュ能力に長けている選手だ。

 1R、サウスポーのダリルに右ロー、右ミドルを蹴るマモル。ダリルのパンチはかわして、マモルはジャブを突く。両者とも距離がやや遠めでお互いにミドルを当て合う。

 左へ回り込みながら、カウンターのパンチとロー&ミドルを狙うマモル。ダリルも右ボディ、左ストレートを単発で出す。お互いにそれほど手数は出さないままラウンドが終了した。

 2R、ダリルのジャブを寸前でかわしていくマモルだが、返しのパンチは空を切る。マモルが右ミドル、ダリルは左ストレート。ダリルが出し続けるジャブにマモルは右ミドルを蹴る。

 ダリルの右ボディと左ストレートがヒット、マモルは左右フックから右ミドルで反撃。マモルがパンチで詰めていくと、ダリルはフットワークを使って離れる。ダリルが組んでヒザを放つと、マモルはヒジでお返し。その後もマモルはスタンドでヒジを狙っていき、ダリルはボディを狙い撃ち。

 3R、ダリルの右ローにマモルは左フック。ダリルがボディを打ってくると、左フックを合わせるマモル。

 パンチで前へ出たところでダリルがタックルを合わせたが、マモルは倒れることなくダリルを突き放してパンチ。マモルがパンチから右ミドルをヒットさせ、ダリルがパンチを返して離れるという展開が何度か見られる。

 マモルはヒジを繰り出しながら前進。ダリルは左ストレート、左ボディ。ダリルが組み付いてくるとマモルはヒザ蹴り。

 ダリルの左アッパーにマモルが前へ出て左右フックからの右ヒジ。このラウンドはダリルのパンチがマモルを捉える場面が目立った。

 勝敗は判定にもつれ込み、ダリルが勝利。マモルはガックリと肩を落とした。ダリルは「セコンドのおかげで勝てた。日本の皆さん、マモル選手、ありがとう」とマイクで語った。

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