2015/08/01（土）UP
（最終更新：2015/09/09 06:07）

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Zuffa
「UFC190－Rousey vs Correia－」
2015年8月1日（土・現地時間）ブラジル・リオデジャネイロ・HSBCアリーナ

▼UFC女子世界バンタム級タイトルマッチ　5分5R
○ロンダ・ラウジー（アメリカ/UFC女子世界バンタム級王者）
TKO　1R 34秒　※右ストレート
●ベチ・コヘイア（ブラジル/UFC女子世界バンタム級7位・挑戦者）
※ラウジーが6度目の防衛に成功。

　ラウジーはデビュー以来11連勝、そのほとんどが1Rで腕ひしぎ十字固めを極めての勝利である。今回は6度目の防衛戦で、地元のコヘイアを迎え撃った。

　1R、自信満々のラウジーがパンチで前へ出て行き、投げを見舞おうとしたがコヘイアはこらえる。するとラウジーは足をすくって転倒させ、コヘイアが立つとすぐにパンチを連打。ボディへヒザを突き刺し、逃げようとするコヘイアへ最後は右ストレート。コヘイアは顔からマットに倒れた。

　恐ろしいほどの強さを見せ付けたラウジーに場内は総立ち。ラウジーが3連続1R決着で6度目の防衛に成功した。

▼ライトヘビー級　5分3R
○マウリシオ・“ショーグン”・フア（ブラジル/世界ライトヘビー級8位）
判定3-0
●アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ（ブラジル/世界ライトヘビー級11位）

　ともに『PRIDE』で戦ったブラジルMMAのレジェンド同士の激突。両者は2005年6月の『PRIDEミドル級GP』2回戦で対戦し、その時はショーグンが判定勝ちしている。

　1R、ジリジリと前に出るショーグンに対し、ノゲイラは回り込む。何度かパンチの交換が見られ、ノゲイラの左フックがヒット。一気にパンチ連打で前に出るノゲイラ。ショーグンをケージへ釘付けにしてパンチを叩き込む。

　2Rが始まってすぐにショーグンがテイクダウンに成功。ガッチリと抑え込むショーグンはパンチを単発でノゲイラの顔面へ。マウントを取りに行ったところでノゲイラに立たれてしまう。

　3R、ショーグンはテイクダウンに行くが失敗。打撃の展開となり、両者ジャブを放つ。すると残り1分でショーグンがタックルを仕掛け、テイクダウンに成功。ノゲイラはフロントチョークに捕らえたがショーグンが首を引き抜く。ショーグンが上からパンチを見舞ったところで試合終了。ショーグンが判定勝ちした。

▼ヘビー級　5分3R
○ステファン・ストルーフェ（オランダ/UFC世界ヘビー級15位）
判定3-0　※三者とも30-27
●アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ（ブラジル）

　かつては『PRIDE』でエメリヤーエンコ・ヒョードルと世界最強の座を争っていたノゲイラだが、近年はKO負けが増え、現在2連敗中。前回2014年4月のKO負け後は、ダナ・ホワイトUFC代表に引退勧告も受けている。

　ストルーフェは213cmの長身を誇り、2013年の『UFC JAPAN』ではマーク・ハントと対戦している。

　1R、開始と同時にジャブを突いて前に出るノゲイラ。胴に組み付くとヒザ蹴りを入れながらテイクダウンを狙う。離れるとストルーフェが長いリーチから右ストレート、右ロー。ノゲイラはテイクダウンを奪えず、ストルーフェの右ストレートを浴びてグラつく。

　2R、左右の連打から組み付くノゲイラがついにテイクダウンを奪い、バックからマウントを奪ったが、ストルーフェはすぐに立ち上がる。スタンドに戻るとストルーフェの右ストレート、右アッパーをもらいながらも連打で前に出るノゲイラ。テイクダウンは奪えない。

　3Rも同じようにパンチの連打から組み付くノゲイラ。尻もちをつかせたが、ストルーフェはすぐに立ち上がる。ノゲイラのワンツーで仰け反ったストルーフェだが。前蹴り、右ストレート、ヒザ蹴りを何度もノゲイラに見舞う。

　場内の大歓声を背に受け、前に出るノゲイラへストルーフェが右ハイキック。ノゲイラは構わず前に出て組み付くと、ストルーフェはヒジ打ち。残り時間が少なく打撃で勝負をかけるノゲイラだが、ストルーフェのジャブで何度も仰け反り、右ストレートと右ローで身体が揺らぐ。最後までノゲイラは得意の寝技に持ち込むことが出来なかった。

　試合終了と同時にストルーフェは拍手し、ノゲイラの片手を挙げようとするなどの敬意を払う。さらに、自身の判定勝ちが告げられるとノゲイラを抱き上げた。