【ボクシング】井上尚弥が圧巻のKO勝ちでV5
大橋プロモーション
「ボクシングフェス2017 井上尚弥・八重樫東 ダブル世界戦」
2017年5月21日(日)東京・有明コロシアム
▼WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 3分12R
〇井上尚弥(大橋ジム/WBO世界スーパーフライ級王者)
KO 3R 1分08秒 ※左フック
●リカルド・ロドリゲス(アメリカ/WBO世界スーパーフライ級2位・挑戦者)
※井上が5度目の防衛に成功。
2日間にわたって開催され、5つの世界タイトルマッチが行われた『ボクシングフェス2017 SUPER 2 DAYS」の大トリを務める一戦。井上がロドリゲスの挑戦を受け5度目の防衛戦に臨む。ロドリゲスの戦績は16勝(5KO)3敗で、世界タイトルには初挑戦。
1R、お互いにジャブを顔面とボディへ打ち分け、ロドリゲスは井上にロープを背負わせてボディ連打。離れた井上はパンチを打ち込んではロドリゲスの返しのパンチをかわしていく。矢のようなジャブ、右ストレート、左アッパーもヒットさせた。
2R、ロドリゲスは時折連打で突っ込んでくるが、井上はしっかりブロック。この試合のために練習してきたというサウスポー構えを見せ、左ストレートを打ち込むとロドリゲスのヒザが一瞬折れるが、ロドリゲスもすぐに打ち返しにいく。
3R、ロドリゲスが入って来るところにジャブ、左フックを合わせる井上。その左フックでダウンを奪う。一気に前へ出て詰める井上はロープを背負ったロドリゲスにワンツー、そして2度目のダウンも左フックで奪う。
ロドリゲスは立ち上がることが出来ず、井上が圧巻のKO勝ちで5度目の防衛に成功した。
勝利者インタビューを受けた井上は「正直ほっとしていますが、やる前から勝って当たり前の試合は、それほど怖いものはないと自分の中で気を引き締めていたのでこういう結果になってよかったと思います。(相手に)弱点は接近戦と言われていたので、接近戦でもやってやるって気持ちでやりました。スイッチ(構えを左右に変えること)を出すことが出来て左ストレートでもヒザを折ることが出来たので、もっと精度を上げていきたい」と試合を振り返る。
そして今後のことを聞かれると「この次、会長からビッグな試合があると聞いているので、それに向けていい倒し方が出来たと思います。今回3RでKOということでアメリカに向けてアピール出来たし、9月にほぼ決まっていると聞いたのでそれに向けて頑張りたいと思います」と、アメリカ進出についてコメント。次回はラスベガスでの試合となるのか。
また、「防衛を続けるのもありですが、階級を上げて強豪に挑んでいきたい気持ちもあるので、バンタム級、スーパーバンタム級と視野を広げていきたいと思います。ボクシングフェス2日間が盛り上がったと思うので、今後もボクシング界を盛り上げていきたいと思います」と、噂されるWBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳ジム)とのスーパードリームマッチ実現もにおわせていた。
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