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【ベラトール】マクファーレンが最終Rで一本勝ち、女子フライ級初代王者に輝く 

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2017/11/03(金)UP

Bellator MMA
「Bellator 186」
11月3日(金・現地時間)アメリカ・ペンシルベニア州ユニバーシティパーク ブライスジョーダンセンター

三角絞めから腕を極めにいくマクファーレン

▼セミファイナル 女子フライ級初代王座決定戦 5分5R
○イリマレイ・マクファーレン(27=アメリカ)
一本 5R 3分42秒 ※腕ひしぎ十字固め
●エミリー・ダコーティ(23=アメリカ)
※マクファーレンが初代王座に就く。

 今年9月に創設されたベラトール女子フライ級王座。初代王座を懸けて、ベラトール女子のエースとして活躍するマクファーレンとダコーティが激突した。

 マクファーレンはレスリング出身で、2015年1月に他団体でプロデビュー。同年8月のプロ2戦目からベラトールに参戦し、プロ通算戦績は6戦全勝と無敗を維持する。また、エキゾチックなルックスも人気を集め、ベラトール女子の才色兼備なニュースターとして期待されている。

 対するダコーティもレスリング出身で、2015年9月に他団体でプロデビュー。昨年7月のプロ4戦目からベラトールに参戦を果たし、プロ通算戦績は6勝2敗だ。昨年12月にマクファーレンと対戦したが、判定負けを喫しており、今回は約1年ぶりのリベンジマッチとなった。

 1R、積極的にパンチを交換する両者。ダコーティが強烈な右ローで快音を鳴らす。だが、マクファーレンは上下に打ち分けるパンチの連打でダコーティにケージを背負わせると、首相撲からヒザ蹴りを突き刺す。さらに、そこからタックルでテイクダウンしたマクファーレンは、エルボーを落としながらチョークやアームロックで一方的に攻め込み、ラウンド終了を迎える。

 2R、少しペースを落とした様子のマクファーレンに対し、ダコーティは強烈な右ロー攻めで押し返し始める。だが、マクファーレンもローに合わせてワンツーを返し、ダコーティは鼻から出血。終盤にはマクファーレンがタックルを仕掛けるが、ダコーティは倒されずにここは踏ん張った。

 3R、ダコーティはパンチを放つがなかなかヒットを奪えす、マクファーレンの細かいパンチ連打を顔面に被弾して再び劣勢に。終了間際にはマクファーレンはタックルからテイクダウンを成功させ、上をキープしてさらに優勢を印象付ける。

 4R、マクファーレンがスーパーマンパンチから距離を詰め、首相撲に捕らえてヒザ蹴りを入れる。ダコーティはいったん離れると、パンチから右ローにつなげるが、攻めが単調に。マクファーレンはケージ内を足を使って回りながらヒットを回避し、再びパンチから一気に飛び込むと、投げからテイクダウンを奪う。だが、ダコーティも組みの攻防から足を掛けてマクファーレンをひっくり返し、意地を見せる。

腕ひしぎ十字固めを極めるマクファーレン

 5R、優勢を保つマクファーレンだが、ダコーティの強烈な右ローを受けるとたびたび体が傾くように。ダコーティがパンチから一気に突っ込んできたところで、マクファーレンは抱え上げるようにして投げを放つが、これは潰されトップを許す展開に。しかし、マクファーレンは両足でしっかりとダコーティの頭をロックして自由を奪うと、徐々に下からの極めのかたちへ移行。腰を上げたまま動きが止まったダコーティに、最後はマクファーレンが一気に腕ひしぎ十字固めを極めた。 

 マクファーレンが約1年ぶりの再戦を一本勝ちで制し、ベラトール女子フライ級の初代女王に輝いた。試合後、涙を流して喜ぶマクファーレンは、「今日の勝利にはたくさん理由がある。ハワイのみんなが応援してくれたし、家族も会場に駆けつけてくれた。そして、ジムのチームメイトのおかげで私はチャンピオンになれた。昨日の計量でも言ったけれど、私はベラトールを代表するチャンピオンになる」と語った。

PHOTOS(C)Bellator MMA

●次ページ:元UFCトップファイターのベイダーが初防衛戦でTKO完勝

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