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2010年のピーター・アーツ=京太郎、アリスター、シュルト、マイティ・モーとの各戦い

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2013/12/10(火)UP

京太郎が初防衛に成功

FEG
「K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMA」

2010年4月3日(土)神奈川・横浜アリーナ

▼第5試合 K-1ヘビー級タイトルマッチ 100kg以下契約 3分3R延長2R
○京太郎(チームドラゴン/王者)
KO 2R1分56秒 ※右フック
●ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ/挑戦者)
※京太郎が初防衛に成功。

ベテランの意地とテクニックが際立つアーツ

 K-1ヘビー級(-100kg)王者の京太郎に、Mr.K-1ピーター・アーツが減量を敢行し、挑戦者として王座に挑む。

 京太郎は、昨年9月のカラエフ戦、12月のスポーン戦と2連敗中。初防衛となるアーツ戦に向け、練習環境を変え極真会館での出稽古を敢行。長身の佐藤匠をスパーリングパートナーにアーツ対策を練ってきた。

 ともにフィジカルトレーニングを積んだ長島☆自演乙☆雄一郎のMAX日本代表決定トーナメント優勝にも刺激を受け、「誰も勝つと思っていなかった中でトーナメントを優勝したのは凄い。横浜アリーナでは8割がアーツファンだと思うけど、泥臭くても勝つことが重要」と悲壮な決意で臨む。チームドラゴンを訪問した武蔵からの“武蔵流”のアドバイスも受け、日本人としてヘビー級戦線生き残りを賭けて必勝体制で臨む。

京太郎がパンチを繰り出す

 対するアーツは、昨年ジマーマン、西島、グーカン・サキに勝利しており、ベテランの意地とテクニックが際立つ。今回のヘビー級タイトルマッチに向け、大幅な減量を敢行。オランダ・チャクリキジムでは、ともにK-1を長く支えたバンナとサウナスーツを着て猛練習に励み、契約体重から3kgも軽い97kgで計量をパスした。39歳にして、新たな王座戴冠を目指す。

 武蔵の引退式に続いての京太郎の入場。気合十分の表情。対するアーツも減量のため頬がこけた精悍な顔つきでリングイン。ともにタイトルマッチ宣言後に、両国国歌斉唱を聞く。

アーツのパンチがヒット

 1R リングサイドで武蔵が見守る中、ゴング。両者が向かい合うと身長差は歴然だが、アーツの肩・胸回りの筋肉の落ち具合が目立つ。ともにオーソドックスの構え。アーツのワンツーに京太郎はコーナーに詰まらず右回り、打ち終わりに巧みにローを返す。ヒット&アウェイで突いては離れる京太郎。アーツはじりじりと圧力をかけていく。

 しかし、京太郎はアーツのパンチに右のショートフックをヒット! さらに左右の連打でアーツをコーナーに詰めると続けて右をクリーンヒットさせコーナーでダウンを奪う! 立ち上がったアーツ。残り時間は10秒。京太郎はラッシュをかけ、またも右フックをヒットさせると、アーツがダウン。しかし、これはゴングの直後でノーダウンとなる。アーツはゴングに救われた形でコーナーに戻る。1R採点はダウンを取った京太郎が3者ともに10-8で優勢。

京太郎がヘビー級王座の初防衛に成功

 2R 開始早々、右フックをヒットさせた京太郎。アーツは口を空けて呼吸し苦しげにクリンチ。左右の連打で逆襲に出るが、いつもの圧力に欠ける。左ミドルをヒットさせた京太郎はアーツの遠い間合いからの左ストレートに、チームドラゴン最大の武器であるカウンターの右フックを顔面にクリーンヒット!

 アーツが前のめりにマットに倒れ、京太郎がヘビー級王座の初防衛に成功した。試合後、リング上で京太郎は、前日に亡くなった祖母のためにどうしても勝ちたかった、と涙を流しながら挨拶した。

▶︎次ページはアリスター・オーフレイムvsピーターアーツ

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