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【新日本キック】武田幸三、ジョン・ウェインとの激闘でKO敗けも現役続行を宣言

石井宏樹が元ラジャ王者に勝つ、菊地剛介はKO勝利
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2008/01/20(日)UP

1Rと3Rは完全に試合を支配した石井(左)が勝利

新日本キックボクシング協会/治政館
「BRAVE HEARTS 7」

2008年1月20日(日)東京・後楽園ホール

▼セミファイナル 
ライト級国際戦 3分3R

○石井宏樹(藤本/日本ライト級王者)

判定3-0 ※29-28、29-27、29-28

●チャイディー・カー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者)


 今年3月に念願だったラジャのタイトルマッチが決定した石井。この日は前哨戦となった試合で、元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者のチャイディーを迎え撃った。
 1R、石井はテンポ良く左ミドルと左インロー。前蹴りでチャイディーを突き放し、右ローを蹴っていく。じりじりと前に出てプレッシャーをかけるチャイディーだったが、石井はサイドステップを使いながら右ローと左フック。さらに前蹴りでチャイディーを突き放す。


 ここから石井は的確にジャブを突いて、スピーディなパンチの連打から右ロー! チャイディーに顔面のガードを固めさせておいて、左ボディから右ローを蹴るなど絶妙のコンビネーションで攻める。

 さらに石井はこのジャブを起点に、ジャブをフェイントにしてからの右ロー。チャイディーがミドルを蹴ってきたら、それをブロックして右アッパーや左フック。石井はラウンドを通じてパンチとローを当て続けた。

 2R、とにかくパンチで前に出てくるチャイディー。しかし石井はバックステップで距離を取りながら左ミドル。チャイディーがパンチを振り回しても、上手くそれをかわしながら的確に右ストレートを打ち込む。顔にパンチが当たらないとみるや、チャイディーは頭から突っ込むようにして石井のボディにパンチの連打。しかし石井はそれを前蹴りで突き放して右ローを蹴る。
 ここまで完全に試合を支配していた石井だったが、チャイディーに距離を詰められたところで右フックを被弾! この一発で思わずバランスを崩してしまう! 一気に形勢逆転となったチャイディーはガードを固める石井に左右の連打。


 しかし石井も果敢にチャイディーのパンチに右ストレートや左フックを返していく。するとここでチャイディーの左フックがヒット! 再びバランスを崩しかけた石井だったが、すぐに態勢を立て直し、距離をとりながら立て続けに右ストレートを連続で当てる。

 タフなチャイディーは効いた素振りを全く見せないが、ここから石井は再びジャブを使って、そこから左ボディや右アッパーにつなげる攻撃を見せる。
 3R、右ローを軸に攻撃を組み立てる石井。完全に2Rのダメージから立ち直っており、ジャブをつきながら距離を測り、突っ込んでくるチャイディーに右ストレート。チャイディーがミドルを蹴れば、それをしっかりとブロックして左フックや右アッパーを返す。


 さらに細かいパンチでチャイディーに顔面をディフェンスさせておいて、左ボディから右ロー。石井が上下左右にパンチと蹴りを振り分けて、完全にチャイディーを圧倒する。
 終了間際にはチャイディーの前蹴りをさばいて、石井が右ストレートから左フック! チャイディーは「効いてないよ」とアピールし、ノーガードで石井のパンチをディフェンスする余裕を見せたが、このラウンドもポイントは確実に石井。2Rこそポイントを奪われた石井だったが、1Rと3Rは完全に試合を支配し、ラジャのタイトル挑戦に弾みをつける勝利となった。


ハイキックを出す菊池。蹴り、パンチで圧倒した

▼セミファイナル フェザー級国際戦 3分3R
○菊地剛介(伊原/日本フェザー級王者)
KO 2R1分26秒 ※右ストレート
●チョンブートン・ゲニワット(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)

 1R、左右のローを蹴っていく菊池。チョンブートンは菊地の蹴り足をキャッチしてローを返したり、菊地のローにパンチを合わせていく。

 インローから奥足へのロー、インローから右のアウトローなどローを蹴り分けていく菊地。ジャブをつきながらチョンブートンをロープに詰めて右のローを蹴る。

 さらに菊地はチョンブートンのミドルをキャッチしてチョンブートンをマットにこかす。するとチョンブートンも同じように菊地の蹴り足をキャッチして、菊地をマットに転がした。

最後は右ストレートでKO勝利した

 2R、右ローを蹴っていく菊池。チョンブートンはマットに手をついてからの蹴りなど変則的な技を出すが、菊地はそれに動じずコツコツと右ローを蹴っていく。さらに菊地は奥足ローを蹴っておいて、そこからの左ハイキック! これはクリーンヒットしなかったものの、菊地が蹴りを左右に散らすとチョンブートンはディフェンスが追いつかない。

 そしてチョンブートンが蹴り足を掴んで前に出て来たところに、菊地が強烈な右ストレート! これがチョンブートンは前のめりにバタリ。ダウンカウントが数えられたが、ダメージは大きく、菊地の豪快なKO勝利となった。

▶︎次ページは蘇我英樹が元ルンピニー3位に肘カットでTKO負け、喜多村優勢も青木に逆転ダウンでドロー

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