【DREAM&GLORY】12・31ハリトーノフ「2分2R制は新しいチャレンジ」
12月29日(土)都内にて、12月31日(月)さいたまスーパーアリーナにて開催される『DREAM.18&GLORY4~大晦日 SPECIAL 2012』に出場する選手たちの個別インタビューが行われた。
GRAND SLAM HEAVYWEIGHT 1回戦で対戦するセルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)とリコ・ベホーベン(オランダ)、トーナメントリザーバーのパク・ヨンス(韓国)、ジャファー・ウィルニス(オランダ)が、それぞれ意気込みを語った。
セルゲイ・ハリトーノフ(Strikeforceヘビー級GPベスト4(MMA)
2004年PRIDEヘビー級GPベスト4(MMA)インタビュー
――2010年大みそかDynamite!!での水野竜也戦での試合以来、久々に日本での試合となりました。
「ちょうど2年ぶりですね。2年前も新年を日本で迎えました」
――対戦するリコ・ベホーベン選手の印象はどうですか。
「私のチームには強い人ばかり揃っています。グローリーのトップ16に認められ、非常に嬉しく思っている。準備は万端、ベストを尽くします」
――これまでに立ち技ワンデートーナメントに出たことはありますか。
「もちろんあります。ご存知のとおり、私はMMAをメインでやっているが、ロシア国内では1日3~4試合やることもあります。対戦相手は経験があるとは限らないし、私はオールラウンドファイターだと認識しているので、MMAの経験を活かして頑張りたいと思います」
――今回のトーナメント一回戦は2分2Rだが、戦い方は変わりますか。
「アプローチの仕方が違う。通常は3分5Rで長いラウンドで戦う準備をしているが、新しいチャレンジだと思います。これは人間が成長するのに必要なことであり、新しい経験を得られたことを嬉しく思います」
――1Rの試合時間が短いと具体的にどうアプローチは変わりますか。
「全ての面で変わってきます。試合が始まった瞬間から、心構えも違い、1つずつの技、準備も違ってきます。短い時間で相手のことを知り、それを実行する。時間が短い中で私のやれることを見せ、みんなが退屈しないエネルギッシュな試合を見せたいと思います」
――ちなみに現在もパラシュート部隊に所属しているんですか。
「今は軍人としては仕事していません」
リコ・ベホーベンインタビュー
――2009年の『K-1 WORLD GP 2009 IN TOKYO』に出場して以来、久々の日本の印象はどうですか。
「非常に素晴らしい。この試合のために厳しいトレーニングをしてきました。みんなサポートしてくれてとてもいい感じです。以前に日本に来たことがあって、皆さんがこのスポーツを心から愛していることも知っています」
――どんなチームとやってきましたか? トレーニングの内容は?
「オランダのスーパープロで練習してきました。70kg級のアルバート・クラウスがいるし、ダニエル・ギタとスパーリングをしてきて、もしトーナメントで彼と戦うことになれば真剣に戦います。ベルギーでもやってきて色々な人がサポートしてくれました」
――対戦するセルゲイ・ハリトーノフ選手の印象は?
「ハリトーノフはキック、MMAでも有名な選手。キャリアもあってリスペクトしているがオールラウンダーではありません。反対に自分はオールラウンダーであり、ボクシングもキックも優れています。戦略としては距離を取って、ポイントを取りながら足に攻撃していく戦略を立てています」
――優勝するには1日に4試合を行う過酷なトーナメントになりました。
「素晴らしいトーナメント。1R2分なので激しい試合になるでしょう。チャンピオンになれるチャンスなのでワクワクしています。厳しいトレーニングを積んできて緊張していますがそれすらも楽しみです」
――これまでにトーナメントの経験はありますか。
「2回あります。オランダと日本で一回ずつです。どちらも一回戦で負けたので1日に複数試合したことはありません」
――1R2分で戦うことは、通常の1R3分の試合と戦い方は異なってきますか。
「最初の2分を取られたら終わりだと思います。リスクを犯してまで勝ちに行かないといけません。3分3Rだと時間があるので相手の出方を待つことが出来ます」
――ショータイムはグローリーに吸収されたが、キックボクシングはヨーロッパで今後どうなると思いますか?
「誰にとっても変化のある年でした。グローリーの動きはこれから変わってきて、ショータイムと違って世界的に市場を捉えているのでアジア、アメリカで大きくなっていくと思います」
パク・ヨンスインタビュー
――GRAND SLAM HEAVYWEIGHTのリザーバーとして選ばれ、大会に向けての抱負をお願いします。
「まだ試合が確定していない(リザーバーであってリザーブファイトはなし)のですが、またトーナメント本戦に出られるかも決まっていません。もし試合があったらぜひ勝ちたいと思います」
――今までに、どういうキャリアがありますか。
「2006年にK-1 WOLRD GP in SOULでデビューし、2009年までK-1で頑張っていましたが負傷してしまい今年2月に復帰をして今に至っています」
――自分のどういうところを見て欲しいですか?
「私はテコンドーの国家代表だったので得意技はキックです。素晴らしいハイキックを見せたいと思います」
――グローリーのイベントの印象を?
「今回初めてグローリーに参加しますが、とても家庭的でソフトな印象を受けました」
――トーナメントに出ることになれば、誰とやりたいですか。
「2007年にK-1ファイナル16で(ジェロム・レ・)バンナに1RKO負けをしたので、今回バンナと対戦したいと思います(バンナはワンマッチに出場する)」
ジャファー・ウィルニスインタビュー
――リザーバーはいつ決まったんですか?
「2週間前にオファーがあり、よい経験だと思ったので決めました」
――松本哉朗選手と対戦するジェイソン・ウィルニス選手と兄弟だと聞きました。簡単なプロフィールも教えて下さい。
「弟は22歳で、私は26歳。オランダに住んでいて日本に来るのは初めて。キックボクシングの試合経験が豊富です。いつか日本で試合がしたいと思っていました。ピーター(・アーツ)から日本は素晴らしいところだと聞いてきました」
――日本のファンにアピールしたいところは?
「よい試合をしたいですね。試合は戦争だけれど相手をリスペストをして、全力を出す試合を心がけています」
――これまでの戦績は? トーナメントに出ることになれば誰と対戦したいですか。
「戦績は22戦19勝(3KO)2敗1ドロー。このスポーツが心から好きで試合を楽しみたいと思っているので、誰かと試合をしたいというのはないですね」
――今までに誰との試合が一番印象深い? 得意な技は?
「グローリーで最後に戦ったジャマール・ベン・サディック選手との試合です。得意技はファイティングスピリット。一番の長所は、常に前に向かっていく気持ちです」
――兄弟で同じ大会に出ることに関して思うことは?
「弟は階級でいうと80kg級。兄弟喧嘩はあるが、親から『兄弟で試合するのはだめだ』と言われています。弟はトーナメントに出ませんが、同じ大会に出るということは自分たちにとってはいいことだと思います」
12・31「DREAM.18&GLORY 4~大晦日SPECIAL 2012~」の大会スケジュール、チケット情報、対戦カードはこちら
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