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【DREAM&GLORY】12・31アーツ、最後のトーナメントへ「最後の試合は東京で」

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2012/12/29(土)UP

  12月29日(土)都内にて、12月31日(月)さいたまスーパーアリーナにて開催される『DREAM.18&GLORY4~大晦日 SPECIAL 2012』に出場する選手たちの個別インタビューが行われた。

 GRAND SLAM HEAVYWEIGHT 1回戦で対戦するピーター・アーツ(オランダ)とムラッド・ボウジディ(オランダ)、ダニエル・ギタ(ルーマニア)とジョナタ・ディニス(ブラジル)が、それぞれ意気込みを語った。

 

ピーター・アーツ(K-1 WORLD GP 1994、1995、1998優勝)インタビュー

―― 一回戦で対戦するムラッド・ボウジディの印象を教えて下さい。

「彼のことはよく知っています。スパーリングパートナーだったし、今回はビジネスと割り切って試合をするだけ。彼と試合をするのは残念だけどいい試合をします」

――テクニック面で知っている分、やり辛さは?

「自分がどういう試合をするのか知り尽くしています。でもこちらも同じことなので、彼を倒すことは出来ます」

――一回戦の2分2Rについてはどのように思いますか。

「1R2分しかないので確実にポイントをとることが重要です。頑張ってやってみようと思うが、試合しないとわからないこともあります」

――試合時間が短いことで戦術は変えない?

「ギタやシュルトのように選手によってタイプは違うので戦術は対戦相手でも変わるし、相手に合わせて戦術は変えていきます」

――なぜ未だに闘い続けるのでしょうか? 一線でそれもトップで闘い続けられるのですか。

「K-1が終了してしまう前に自分はこれ以上やり残したことがないと思い、いったんは辞めました。でもグローリーが6試合分のいいオファーをしてくれたんだ。これが最後の6試合(トーナメントは1試合分と換算)になるし、これが最後のトーナメント出場になるでしょう。未だに闘うことが出来るのはこのスポーツが好きだからです。あと5試合残っているけど、最後の試合は東京でしたいですね。自分がビッグになったのも東京で試合をしたから。

――最後に東京で試合をするなら、どの選手としたいですか?

「そこまでは考えていません。辞める直前に皆さんにお話しします。最後の試合まで1年半ぐらいあるのでじっくり考えます」


 

ムラッド・ボウジディインタビュー

――日本に来て心境はどうですか。

「自分は日本に来るのは今回で3度目。戦うのは初めてなので、この機会に来られたことは嬉しいね。面白い話で1回目はK-1GPの試合に出るピーター・アーツの準備で同行し、二回目もそうだった。3回目は自分がアーツと戦うことになったんだ。これはビジネスなのでベストを尽くそうと思うよ」

――アーツ選手と戦うことの気持ちは吹っ切れましたか?

「もちろん完全に振り切ることはできなく、通常の相手と試合をする気持ちとは違うものがある。ピーターは友人だし、トレーニングも一緒に積んできたんだ。でも、自分の未来のための試合なのでベストを尽くすよ。試合が終われば友達に戻れると思うが、今は戦争の相手だと思っている」

――オファ-を受けてどういう心境でしたか。

「言っていいのかわからないのだが、やられたと思ったね。でも、どうすることもできない。ピーターと戦うことは素晴らしいチャンスだと思う。ピーターもスポーツマンだし、リングに上がれば仕事場、闘う場所だと思うので試合では本気で闘うよ。火曜日になったら友達に戻るという気持ちでいる」

――選手としてのイメージは?

「アーツのことはよく知っている。とても強く頭がよくて、モチベーションも高いしレジェンドだと思っている。戦略は持っているが、楽な試合ではないと思っている。」

――2分2R制についてどう思いますか。

「そうですね。通常の試合とは異なるが、相手の攻撃を待つことなく試合に入って行かないといけない。2分2Rなので最初から行かなきゃいけない。見る人にとっては魅力的な試合になるだろうね。選手が様子を見るという機会がないから」

――フィニッシュのイメージとしてはどういう技を考えていますか。

「もちろんプランはある。自分の中では勝つことしかない。ファンには勝っていくというところを見てもらいたいね。パンチもキックもヒザも全て使って闘っていくよ。全部を駆使して勝つことしかない。

――アーツ選手に対して引導を渡すという気持ちは?

「勝つことは重要だと思うし、月曜日に勝たなきゃいけない。月曜日にピーターに勝っても、彼はこのスポーツを世界に広めた人なのでリスペクトの気持ち、感謝の気持ちを持ち続けるよ」


 

 

ダニエル・ギタインタビュー

―― 一回戦の相手が変更になりました。

「対戦相手が代わるということは、戦いにおいてよくあること。今回も変わったけど、ギタらしい戦術で戦うだけだね」

――対戦するジョナタ・ディニス選手の印象は?

「新しい世代の選手で、コンビネーションを使う。しかし、まだトップレベルの選手ではない」

――一回戦の2分2Rシステムについてどう思いますか。

「そのシステムは新しい。自分にとって経験ないし、いつもより試合時間は短いが、特別なキックの試合を見せることができるいい機会だと思うよ」

――優勝候補の1人だと言われています。

「それは名誉なこと。今回、世界1位になれるチャンスをくれた。チャンスを自分のものにする。最大の敵はセミー・シュルト。決勝戦で戦うことになるだろうね」

――現在7戦7勝7KOだが、一番の得意技は?

「3年前はキックのKOが多かったけど、今はボディへの打撃でもKO出来るし、全ての技でKOできるようにしたいね」

――KOする技を増やすために何か特別なトレーニングをしているのですか。

「トレーニングで技術を向上できるようにしている。隙があればダウンするまで攻撃を続けるようにしている」


 

ジョナタ・ディニスインタビュー

――試合を控えて今の心境はどうですか。

「1つの夢が叶った。大きな大会に出られることを凄く待ち遠しいです」

――相手の印象は

「強い相手なので名前があります。一生懸命練習してきたので真正面からぶつかるだけ」

――格闘技を始めたのはいつから?

「13歳からムエタイ一筋でやっています」

――憧れの選手はいますか。戦績、得意技も教えて下さい。

「バダ・ハリなど、多くの選手が憧れの選手だね。アマチュアを含めると30試合ぐらいやっていてプロ戦績は9戦7勝5KO。得意技は右ストレートだ」

――2分2R制で戦略は変わりますか。

「2分2R制でも何も影響はない。今回の試合に向けてフィジカルトレーニングに力を入れてきた」 

12・31「DREAM.18&GLORY 4~大晦日SPECIAL 2012~」の大会スケジュール、チケット情報、対戦カードはこちら

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