SM女王から格闘技女王になったHIROKOが引退
女子総合格闘家のHIROKO(マスタージャパン)が、8月6日付けの自身のブログにて7月31日に引退したことを発表した。
HIROKOは身長180cm、体重70kgの恵まれた体格、そして前職がSMクラブの女王様という異例の経歴で注目を集めた。2007年無差別級トーナメント優勝、第4代スマックガール無差別級女王獲得など国内では無敵を誇り、2011年からはアメリカの大会に進出。しかし世界の壁は厚く、3戦して2連敗(もう1試合は無効試合)を喫した。
HIROKOは引退の理由を「アメリカで3回もチャンスがあったのに勝てなかったことが大きいです。アメリカの団体との契約が切れ、上に行く厳しさを知り、練習に対するモチベーションも下がってしまいました。日本で続けようとは考えなかったですね」と説明する。
今年1月5日に『INVICTA FC 4』で行ったエディアン・ゴメス(ブラジル)戦では、顔面を3箇所骨折し、救急車で運ばれて生死の境をさまよった。「全く歯が立たなかったことで“もう諦めようかな”と考え始めました。その後、いろいろと考えて7月に引退を決心しました」
今後については「大型免許や牽引免許などいくつか免許を持っているので、それを活かして地元で働きます。格闘技も趣味の範囲で続けていこうと思っています。本当は寿引退だったら良かったんですけれどね(笑)」と語った。
体が大きいから強いと思われがちだったが、決して身体能力が優れていたわけではない。毎日欠かさず練習に打ち込み、20代後半から格闘技を始めたにも関わらず、努力で世界の舞台にまで駆け上った。
HIROKOは最後に、「今までやって来れたのは、応援してくれたファンの皆さん、マスタージャパンの仲間、様々なサポートをしてくれた人たちのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の言葉を述べた。
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