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【VTJ】引退試合の藤井「力を出し切って倒れるような試合をしたい」

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2013/10/04(金)UP

▲計量を一発クリアーした日本vs北米対抗戦に出場する(左から)ウィル・カンプザーノ、ダニエル・ロメロ、ジェシカ・アギラー、藤井惠、宇野薫、所英男

 10月4日(金)都内にて、明日(土)東京・大田区総合体育館で開催される『VTJ 3rd(ヴィ・ティー・ジェイ・サード)』の前日計量が行われ、メインイベントで対戦する藤井恵(AACC)は51.9kg、ジェシカ・アギラー(アメリカ)は51.8kgで計量を一発クリアーした。

 引退試合に向けて藤井は「技術的なことをやろうとしても限られてくるのでしんどいことをやろうと思い、走りこみとか心肺機能を上げるトレーニングをしてきました」という。ジェシカとは2012年5月18日に対戦し判定負けしており、「あの時はジェシカが強かったというのもありますが、戦っていて自分の中で迷っていた部分がありました。今回は自分を信じて力を出し切って最後はリング上に倒れるような試合をしたいと思います」と激闘を予告する。

 対するジェシカも「私にとってアイドル的な存在の藤井さんの引退試合をやれることは光栄なことであり、特別な試合です。私の全てをぶつけて絶対に記憶に残るような凄い試合がしたい」と気合い十分のコメントを残した。

 そして、前回のVTJで高谷裕之を1RKOしたダニエル・ロメロ(アメリカ)は「宇野というベテランファイターと対戦できることを光栄に思う。試合では何が起こるかわからないので楽しみだね」と余裕の表情。宇野は「今後UFCに向けてやっていきたいと思います。(ダニエロのような)若さから来るようなファイトスタイルの選手はUFCにもいるような選手の一人だと思います。そういう選手に対して自分がどう対応できるのか、思いっきりぶつかるだけです」と意気込みを語った。  

 また、プロキャリア初の126ポンド(57.2kg)契約の試合に臨む所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)は56.9kgでクリアー。「寝技で勝負してくると思うがいずれにしろKOで終わる」とKO宣言のウィル・カンプザーノ(メキシコ)に対し、所は「こんなに対策を練るのは初めて、というぐらい試合に向けた準備をしてきました。勝つと負けるのでは大きく今後の格闘技人生は変わるので食らいついてでも勝ちたい」とした。

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