【極真会館】全身打撲、腎不全…百人組手に挑む田中
1月29日(水)都内にて記者会見が行われ、4月26日(土)東京・本部直轄恵比寿道場にて極真カラテ最大の荒行・百人組手が行われることが正式発表された。5年ぶりに復活する百人組手に挑むのは、第10回全世界大会優勝のタリエル・ニコラシヴィリ(ロシア支部)と第36回&第41回全日本大会優勝の田中健太郎(川崎中原支部)の2名。
百人組手とは、1人が1日で百人を相手に組手を行うもので、1972年12月にイギリス人空手家ハワード・コリンズが初めて達成して以来、松井章圭(現・館長、1986年5月)、フランシスコ・フィリォ(1995年3月)らが完遂しているが、極真の50年にも及ぶ歴史の中で達成者はわずかしか存在しない。
今回は極真会館創立50周年記念イベントの一環として行われ、4月26日は極真カラテの創始者である故・大山倍達総裁の命日にあたる。
百人組手の完遂者である松井館長は、「脱水症状、全身打撲、嘔吐、急性腎不全などでほぼ全員が入院しました。70~80人くらいからは相手に触れるだけで手足が痛くなる」と、その凄まじさを語る。
田中は昨年の夏に百人組手挑戦の話を受け、体力と技術に磨きをかけてきたという。「技術でダメージを与えるための稽古をしています。完遂するために一番必要なものは精神力だと思います。挑戦させていただけることに感謝し、その期待に応えなければいけない」と意気込みを語った。
また、タリエルはビデオレターで「世界大会より緊張しています。この2年間、私は学業に集中していたので体重が増えました、すぐに稽古を再開したので大丈夫です。スタミナとフィジカルに重点を置いた稽古をしています。私の挑戦を通じて、極真精神、エネルギーを感じ、感動していただけることを願っています」とメッセージを送った。
なお、今回の百人組手は1人につき1分半で組手が行われる。
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