【パンクラス】大山峻護「何回転んでも起き上がれる」
3月17日(月)都内の金子ボクシングジムにて、Road FC初代ミドル級王者・大山峻護(おおやま・しゅんご/フリー)が公開練習を行った。大山は3月30日(日)神奈川・横浜文化体育館で開催される『PANCRASE 257』で中国武術・散打出身の孔韓冬(コン・ハンドン/中国)と対戦する。
大山は約1年前から、試合が近付くと同ジム所属の元プロボクシング東洋太平洋クルーザー級王者・高橋良輔とのスパーリングを行うため、金子ジムに通っているという。公開練習では3分2Rのスパーリングのほか、高橋の指導でパンチのミット打ちも披露した。
「あの身体で凄いスピードで動くので、スパーをやるたびに勉強になります」と大山。ボクシングに力を入れるようになったのは、「負けるパターンが打撃で押し切られることなので、そこをまずしっかりと作り直すためです」と説明する。
スパー中に高橋の顔面を捉えていた左ストレートは「スパーをした選手からパンチが見えないとよく言われます」という“見えない左”だが、「まだ発展途上の技です」と自信のある一発にはなっていないようだ。
大山は4月11日で40歳になるため、今回は30代最後の一戦となる。その部分での想い入れも強く「集大成になる凄く大切な試合。10年間やってきたことをしっかり表現出来るように。自分は足関節技のイメージが強いでしょうけれど、打撃もほかの関節・絞め技もずっと練習を続けてきたので、まだ見せていない引き出しの中をみんなに見せたい」と語った。
また、試合のテーマとして「何歳になっても進化できるところをみんなに見せたい。それが僕の使命だと思っています。何回転んでも起き上がれるところを見せます。最高の形で締めくくりたい」と、試合でファンにメッセージを送りたいとした。
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