【シュートボクシング】二階級制覇を狙う鈴木「成長した自分が楽しみ」
9月20日(土)東京・後楽園ホールで開催される2014年度シリーズ最終戦『SHOOT BOXING2014 act.4』の公式計量と記者会見が、9月19日(金)東京・浅草にあるシーザージムにて行われた。
計量後、メインで日本スーパーライト級王座決定戦を争う鈴木博昭(ストライキングジムAres)と平井慎介(及川道場)、セミで日本スーパーウェルター級タイトルマッチで対戦する坂本優起(シーザー)と黒木信一郎(ストライキングジムAres)による調印式に出席。
保持していたライト級のベルトを返上し、2階級制覇を目指す鈴木。秋のビッグイベントで行なわれる65kg級世界トーナメントに向け、負けられない闘いだ。また6月大会で敗れているだけに、出直しの意味も持つ。
「前回負けてるので、そのおかげで自分と向き合うことができました。成長した自分が楽しみです」と鈴木。世界トーナメントを前に「去年、日本トーナメントに勝ったからではなく、今の実力で日本代表を勝ち取りたい」と前向きなコメントを残した。
対する平井は、シュートボクシングのタイトルマッチは初。試合が決まった日は「バンテージ忘れたりグローブ忘れたり、舞い上がりすぎました」というほどの喜びようだったという。しかし試合に向けては「2度とないチャンスだと思って、今までにないくらいの質と量の練習をやってきました」と気合いが入っている。
スーパーウェルター級王座の初防衛戦に臨む坂本も、6月大会で敗戦を喫しており、今回は実力を証明しなければならない試合だ。今回のタイトルマッチについて「試されているなと。それにつきます」と語った坂本。また「チャンピオンになってから、自分はまだ何一つ残せていない。ここで何かを残せれば」と神妙な面持ちで語った。
一方、挑戦者の黒木は闘志満々。4月の豊川大会で韓国王者にKO勝ちし、その勢いに乗ってのタイトル挑戦となる。坂本とは一度対戦し、敗れているが、自らアピールしてのタイトルマッチだけに「ついにきたなと。念願かなって、ようやくこの時がきました」とコメント。「デビューしてから、チャンピオンは特に目指してなかったんですが、ようやくチャンピオンになる覚悟ができました」とも語っている。攻撃力には自信があるというだけに、真っ向勝負に期 待したいところだ。
この2大タイトルマッチをはじめ、日本人選手中心のマッチメイクとなった今大会。シーザー武志会長は「シュートボクシングは日本でできたもの。日本人が頑張らないとよくなっていきません。外国人に立ち向かっていける日本人が出てきてほしい」と語った。そんな会長の期待に応える試合を楽しみにしたい。
そして今回、総合格闘技『修斗』から参戦する石原夜叉坊(いしはら・やしゃぼう/修斗GYMS直心会)の初挑戦となる立ち技ルールでの一戦や、MIO(及川道場)と未奈(秀晃道場)がそれぞれチームDATEを迎え 撃つレディースマッチなど、秋のビックマッチに向けて選手たちが熱い火花を散らすシリーズ最終戦に注目だ。
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