【ボクシング】山中、挑戦者の執拗なグローブ確認に「またか」
10月22日(水)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『The REAL ワールドプレミアムボクシングVol.20』にて、WBC世界バンタム級タイトルマッチを行う王者・山中慎介(帝拳ジム)vs指名挑戦者・同級1位スリヤン・ソールンビサイ(タイ)の調印式が20日(月)都内にて行われた。
調印式を終え、当日使用するグローブを選ぶグローブチェックに挑戦者サイドは異様に時間をかけた。山中が黒、スリヤンが青いグローブを使用することについて「同じ色のグローブを使いたい」と要求したのだ。
JBCによれば使用するグローブの色は契約書にも明記されており、最終的に山中が選んだグローブを挑戦者サイドがチェックするという形で決着した。山中は「どっちの色でもいいから早く終わって欲しかったです」と苦笑。
さらに、「違いがあるわけがない。以前にもあったので“またか”って感じです。ああいうことをする方が大体いい結果は出ない」と一笑に付した。
山中は「最高のトレーニングを積んできて集中も出来ている。身体に力が湧いていて試合をするのが楽しみ。しっかりKOで勝って強さを証明するだけです」と挨拶。これまで6度の防衛に成功し、現在5連続KO勝利。今回もKOで防衛すれば、具志堅用高の持つ世界戦6連続KO勝利の日本記録に並ぶことになる。
「記録は意識してないがKOはかなり意識している」と今回もKOを狙うと言い、「スリヤンはいいファイターだが、自分の方が上だというだけ。勝つだけでなくいい内容で勝って、バンタムで山中がナンバーワンと言われるようになりたい」と語った。
対するスリヤンは過去43戦で一度もKO負けが無く、2012年3月に佐藤洋太に敗れてWBC世界スーパーフライ級王座を奪われて以降は17戦全勝。「僕のボクシング人生の中で一番ハードな準備をしてきたよ。見応えのある面白い試合になるだろう。山中は素晴らしい選手だと認めているが、僕がさらに上を行く。自分がKO勝利してこのベルトは明後日僕のものになる」と自信満々にコメントした。
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