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【ボクシング】井上「王者からオーラ感じない」

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2014/12/28(日)UP

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▲2階級制覇を狙う井上(左)と11度の防衛に成功しているナルバエス(右)

 12月30日(火)東京体育館で開催される『ボクシングフェス2014 SUPER BOXEO』の調印式&記者会見が28日(日)都内にて行われた。

 前WBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(大橋ジム)は2階級制覇を狙い、WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦する。井上は今年4月、国内最速記録となるプロ6戦目で世界王者になった“怪物”だが、ナルバエスはフライ級王座を16度防衛した後、スーパーフライ級も制して2階級王者となり、現在11度の防衛に成功している“超怪物”だ。

 プロモーターである大橋秀行会長は、「ナルバエス選手は12年前に王者となりましたが、12年前の井上は9歳で小学校3年生でした。ナルバエス選手のお子さんがちょうど9歳だそうです。そんな長い期間チャンピオンでいるのは本当に凄いし、朝夕とみっちりジムワークをやっている怪物です。しかし、井上も階級を上げて怪物になっています」と挨拶。

 続いてナルバエスは「きっちりと防衛を成功させたい。12年間試合を経験してきて私のフィジカルやメンタルがさらによくなっていることをお見せしたいと思う。井上は若く、大きな未来が待っている選手だと思う。彼はテクニックもあるし、スタイルも好きだよ」とコメント。

 井上は「過去最高の仕上がりです。(2階級上げて)減量が苦しくなくなったので最後まで練習で追い込むことが出来たので自信があります。そろそろ世代交代の時期だと思うので、自分が必ずチャンピオンになります。そして、スーパーフライ級が自分の適正階級だと思うので、長期防衛を狙っていきたい」と力強く語った。

 また会見後には、「ぶっちゃけ、自信が出てきました。チャンピオンからオーラを感じなかった。スピードは自分の方があります」と、二階級制覇に自信を深めていた。

 なお、当初ナルバエスには王者の象徴である赤色のグローブが用意されていたが、井上と同じ黒のグローブを使うと主張。ナルバエスはその理由を「2人とも同じ条件で戦うことが理想。赤は(パンチが)見やすい、黒は見にくいと判断し、チャンピオンとして意見を述べました」と説明している。

 
 

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