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【ボクシング】遺恨深まる藤本と石田会見

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2015/04/28(火)UP

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る!

▲1年ぶりの再戦となった石田(左)と藤本(中央)。藤本にとっては3度目の防衛戦

 4月30日(木)東京・後楽園ホールで開催される『KAMIKAZE5』にて、日本ヘビー級タイトルマッチを争う王者・藤本京太郎(角海老宝石ジム)と挑戦者の同級1位・石田順裕(グリーンツダジム)が28日(火)都内にて記者会見を行った。

 両者はちょうど1年前の2014年4月30日にノンタイトル戦で対戦し、元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者の石田が大幅に階級を上げてヘビー級に挑戦。試合は判定3-0で藤本が勝利を収めたが、石田陣営は判定を不服として再戦をアピールしていた。

 藤本は「いつもと変わらずしっかり出来ていると思う。いつも通りです」、石田は「この1年、長かったけれどやっと試合にたどり着けた。気持ちも盛り上がっているので最高の試合にしたい」と、それぞれ挨拶。

 藤本は終始、不機嫌そうな態度で「僕にとってやる意味があるかと言われればどうかと思う。上が決めたことなのでいつも通り全力でやるだけです。同じ人とやるとは思っていなかったですね」と、再戦に乗り気ではない様子。

 石田は対照的に終始にこやかな表情で、「ヘビー級に転向した以上は結果を残して引退したい。日本タイトルのベルトを巻くのが最低限の目標。前回は体重を増やすことに精一杯で、贅肉がついて腰が回らなかった。今回は1年間の肉体改造で贅肉が取れて腰が回ります。前回以上に動けると思う」と、自信満々のコメント。

 グリーンツダジムの本石昌也会長は、「間違いなく石田が勝つ。秘策も多く練ってきた」と言い、「藤本選手はベルトを失ってしまったら何もなくなってしまうので」と、1,058円で購入してきた革のベルトに“元日本ヘビー級王者”と細工をしたベルトを藤本陣営にプレゼントして挑発。

 藤本は「今回が一区切りと考えている。次は東洋太平洋のベルトが欲しい。それに向けて一歩一歩やっていく。その一歩のために今回は勝たないといけない。どんな形でも勝たなければいけない」と、今回で日本タイトルマッチは最後にしたいと語った。

 なお、藤本陣営の萩森健一マネージャーは、「今回が最終決着ということで、負けた方が勝った方の腰にベルトを巻くという約束をしている」と発表した。


 

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