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【UFC】アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ引退

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2015/09/03(木)UP

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日本のファンにも広く愛されたノゲイラ(左)が引退を表明した

 日本でも活躍したアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル・39歳)が、9月1日に現役引退を発表した。理由は「私の肉体はこのスポーツで戦うためにもはや100パーセントの状態ではなくなってしまった」と、怪我やダメージを含む体力の限界だと説明。

 ノゲイラは1999年10月、リングスに初来日。高度な寝技のテクニックで関節・絞め技による一本勝ちを連発し、一躍人気選手となった。

高度な寝技の技術で一本勝ちを量産し、ファンを魅了した

 2001年2月にリングスのワールドトーナメント「KING OF KINGS 2000」で優勝すると、同年7月からはPRIDEに参戦。同じく寝技で一本勝ちを重ね、同年11月には初代PRIDEヘビー級王者となったが、2003年3月の初防衛戦でエメリヤーエンコ・ヒョードルに敗れ王座転落。ヒョードルとはPRIDEヘビー級トーナメント決勝戦などで3度対戦し、最強のライバルとして君臨した。

日本における最後の試合となった2006年大みそかの「PRIDE男祭り」ジョシュ・バーネット戦

 2007年7月からは世界最大のMMA(総合格闘技)団体UFCに参戦を果たし、2008年2月にはUFC世界ヘビー級暫定王者に。しかし、この頃から勝ったり負けたりを繰り返すようになり、今年8月1日の『UFC 190』でステファン・ストルーフェに判定で敗れて3連敗。この試合を最後に引退することとなった。生涯戦績は34勝10敗1分1無効試合。

日本でも大人気を誇ったノゲイラ

 引退後はUFCブラジルでのアスリート・リレーションズ・アンバサダー(選手発掘大使)に就任。ノゲイラは最後に、こうコメントしている。

「それでもなお、私は自身のキャリアに後悔することなど、何一つありません」

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