【パンクラス】初参戦の元修斗世界王者・神酒「自分の物語を作る」

2015/09/30（水）UP
（最終更新：2015/10/01 11:11）

　10月4日（日）東京・ディファ有明で開催される『PANCRASE 270』に出場する元修斗世界バンタム級王者・神酒龍一（CAVE）の公開練習が、9月30日（水）都内にある所属ジムにて行われた。

　公開練習では同門の林大陽を相手に2分1Rのマススパーリングを行い、パンチと蹴りのコンビネーションを披露、好調をアピールした。これまで修斗を主戦場に活躍し、今回パンクラス初参戦となる神酒は「元々金網でやりたかった。修斗のリングでは色々な選手とやってきたし、新しい相手とやりたいなと。格闘家なら新天地を求めて戦うのは自然な流れ。自分の物語を作っていきたい」と意気込みを語る。

　初戦の相手、パンクラス・スーパーフライ級2位・古賀靖隆（Lotus世田谷）については「昔、一緒に練習したことがあって組み技が強い。パンチでのKOもあって侮れない相手だと思う」と警戒心を強める。

　今年5月の修斗世界バンタム級王座初防衛戦で敗れ、現在3連敗中の神酒。今回パンクラス上位ランカーを倒すことでタイトル戦線に食い込むことは必至だが、「自分は負けが込んでいるので絶対に勝ちたい気持ちが強い。この一戦で色々と変わってくるので今は目の前のことに集中している。その先のことは考えていない」とした。

　試合展開の理想は「さっさとKOすること」だという神酒。今回、プロ戦績30戦目となる元修斗世界王者は新たな戦場でどのようなインパクトを残すか。