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【パンクラス】若手育成のためキングダムと提携

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2015/11/04(水)UP

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若手育成のための提携を発表する酒井パンクラス代表(左)と入江キングダムエルガイツ代表

 11月4日(水)都内にて記者会見が行われ、パンクラスとキングダムエルガイツの提携が発表された。

 提携内容は、キングダムエルガイツが自主興行を行っている会場・立川コロッセオにて、パンクラスがナンバーシリーズ(ディファ有明などで開催される本戦大会)とは別に、多摩地区など西東京エリアの格闘家を中心とした育成大会を開催するというもの。

 キングダムエルガイツの入江秀忠代表は、「立川コロッセオを使って頂きパンクラスのナンバーシリーズ以外のイベントを提案して頂けるということでとても心強く思っています。昨日は修斗の大会にも入っていただき、他団体さんからも問い合わせが相次いでいるので、今の150人のキャパシティから、250人のキャパシティに向け来年の春までに移動を考えています。今後ともよりよい両団体の交流ができればと考えています」と挨拶。

 立川コロッセオをより広い場所に移すことを検討中だと言い、「来年大きなところに引っ越すまではパンクラスのアマチュアのほう(JMMF)を中心にやりますが、大きいところに引っ越してからは250人規模となるので北沢タウンホールクラスの中規模会場ぐらいになります。そうなればパンクラスのアンダーカードクラスの大会が適合してくると思います」と説明する。

 パンクラスの酒井正和代表は、「若手をどんどん育成していく場を設けなければとパンクラスは考えていて、JMMF(パンクラスのアマチュア部門。五輪加入を目指す世界アマチュア総合格闘技連盟IMMAFの日本支部)にMMAを目指す若手、例えば柔道や空手、レスリングなどいろんな競技からMMAにアマチュアとして参加して、そこが戦いの場になれば非常に面白い」と、立川コロッセオを選手育成の場にしたいと語る。

立川コロッセオでは、2日に行われて話題を呼んだねづっちvsイリエマンなどキングダムエルガイツが自主興行を開催している

 続けて、「選手育成のプログラムなどいろんなことを考えています。そしてそこからパンクラスの舞台に上がって、世界に行けるような形になればと思います。西東京エリアの人が数多く参加できるようなものを作っていければ面白い。それがカルチャーとして落とし込めれば、MMA自体がスポーツとしてより認知されるのではと思っています」と西東京エリアのMMA活性化を目指すつもりだ。

 これを受けて入江代表は、「キングダムエルガイツはケージの団体なので、立川ケージプロジェクトで一本化して若手を育成し、パンクラス、そしてその上のUFCに選手を輩出できればと思っています。また、ウチは数少ないケージのあるジムとして、立川近郊の格闘技道場にも声をかけて有望選手たちの練習の場として提供し、そしてイベントにつなげていければ有力な選手が発掘できると思います。立川からUFC王者を、というのをスローガンに立川ケージプロジェクトを進めていきたいと思っています。そのためにはスポンサーしていただける企業様へのご提案と、引退後の選手のサポートシステムをまず作りたいと思っています」と今後の展開について語った。

 また、キングダムなでしこ所属の濱田リカが、今後さらに大きな舞台でという希望から提携を機に、本日付けで円満にパンクラス移籍したことも発表され、12月20日のパンクラス北九州大会にアマチュアとして出場することも発表された。

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