【K-1】ゲーオがKO予告「今回は100%の自分を見せる」
11月21日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の『K-1 WORLD GP IN JAPAN~THE CHAMPIONSHIP~』に出場する、ゲーオ・フェアテックス(タイ)改めゲーオ・ウィラサクレックが17日(火)所属ジムにて公開練習を行った。ゲーオは木村”フィリップ”ミノル(Fighting Kairos/マイウェイジム)を挑戦者に迎え、K-1 WORLD GP-65kgタイトルの初防衛戦を行う。
公開練習に先駆けて、K-1よりゲーオがタイのフェアテックスジムから日本のウィラサクレック・フェアテックスジムに円満移籍したことが発表された。理由は「日本および世界に活躍の場を広げるため」(K-1関係者)であり、「ゲーオはムエタイだけでなくK-1での活動にも力を入れたかったが、フェアテックスと折り合わず」(ウィラサクレック会長)今回の移籍という形になった。
これにより、名前がゲーオ・ウィラサクレックに変更されることになった(ムエタイでは前の名前がリングネーム、後ろにジムやオーナーの名前を付ける)。今後は活動の拠点を日本に置き、日本に移住することも検討されているという。
公開練習では速く重いパンチ、蹴りをミットに叩き込み、仕上がりの良さを感じさせた。ゲーオ自身、「100%のコンディションを整えてきました。防衛する自信を持ってやって来ました」と言い放つ。
通常は試合2日前に来日するところ、今回は4日前に来日して日本の気候に慣れるなどコンディションを整え、万全の態勢で初防衛戦に臨む。「100%の状態で戦いたいので早めに来ました。今タイは暑いので、日本の涼しい気候に慣れるためです」とゲーオ。
試合に向けてのトレーニングは約1カ月前から始め、最初は身体作りから始めた。「今回は走ることに力を入れて2日連続で山を走りました。3つの山を登って降りて1日12~13kmくらい走りました」と、スタミナ強化に努めたという。
ゲーオはかねてから木村を挑戦者に指名しており、「木村に決まって嬉しい。前回は自分が負けたとは思っていないので、そのリベンジが出来るから。ファンの皆さんをガッカリさせない試合が出来ると思います。ジムも変わったので何が何でも勝ちをものにしたい」と必勝を誓う。
「彼が気に入らないのは前から変わらない。ムカつく。絶対に僕が勝つからリングの上を見て欲しい。彼もいい試合をしていて成長しているが、テクニックは自分の方が上。自分が勝つことは間違いない。パンチもキックも使ってKOします」と、木村に敵意をむき出し、KOするという。
「今回の試合では100%の自分を見せるので期待していて欲しい。成長した部分もあるので、特別なことを見せられるかもしれません。日本のK-1だけではなく、世界のK-1になるための試合をお見せします」と、ゲーオは静かに語った。
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