【K-1】武尊、最強挑戦者に「アドレナリン出まくる」

2015/11/19（木）UP
（最終更新：2015/11/19 22:44）

　11月21日（土）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の『K-1 WORLD GP IN JAPAN～THE CHAMPIONSHIP～』に出場する武尊（チームドラゴン）のコメントが、主催者を通じて届いた。武尊はチャールズ・ボンジョバーニ（フランス）を挑戦者に迎え、K-1 WORLD GP -55kg王座の初防衛戦を行う。

　ボンジョバーニは、挑戦者決定戦でダニエル・ウィリアムスを右フックのカウンターでKOし、今回の挑戦権を得た。

　その試合を見た武尊は、「めちゃめちゃテンションが上がりましたね。あの試合をリングサイドで見ていて『俺、コイツと戦いたい』と思いました。以前、Krushのタイトルマッチの時に挑戦者決定戦で大滝裕太選手がKO勝ちしたことがあったんですが、挑戦者決定戦でKO勝ちされると、すごくテンションが上がります。もしドロドロの試合を目の前で見せられたら『コイツとやるのかよ…』と思っちゃうのですが（苦笑）」と、タイトルマッチへのモチベーションが上がったという。

　そして、「チャールズ選手はあれだけいい勝ち方をしてくれたので、絶対面白い試合になると思います。僕はそういう試合の方がやっていて楽しいんですよ。相手のパンチを一発でももらったらやばいけれど、こっちのパンチが一発でも当たれば終わる。そういう間合いで試合が出来るのはめっちゃテンション上がるし、アドレナリンも出まくると思います」と、危険な状況を喜んでいるようだ。

　武尊がこれまで唯一喫した黒星は、サウスポーの選手だった。ボンジョバーニもサウスポーであり、武尊はサウスポーが苦手と言われているが……。

「サウスポーの選手に負けたあと、去年の11月に大雅（元Krush -55kg級王者）と戦うまでサウスポーと試合をしたことがなくて、自分の中で『俺ってサウスポーが苦手なんじゃないか？』と思っていたんです。でも大雅に勝って、それからサウスポー対策の練習を続け、トーナメントでは瀧谷渉太選手と大雅に勝つことが出来た。少しずつサウスポーの苦手意識は克服できていると思います」と、対策に余念がない。

　K-1の中で最軽量級となる－55kg。“軽量級は面白くない”との意見に、武尊は真っ向から反論する。

「今まで軽量級はKOが少ないと思われていたかもしれませんが、K-1の-55kgは全然そんなことはない。僕がそれを先頭で引っ張っていくつもりだし、そのためにも挑戦してくる選手を倒していくしかないと思っています。今までK-1で-55kgの試合が組まれなかったことには理由があると思いますが、僕がそれを覆して-55kgは面白いということを証明していきたいです。僕だけ見てもらえればK-1-55kgがどういうものか分かるよって」

　最後に、武尊は「昔から世界の強豪と戦いたいと思っていたし、日本人の強い選手を倒しつつ、世界の強豪も倒していきたいです。僕は“世界の武尊”になりたい。K-1＝武尊と言われるような存在になりたいです」と大きな目標を語った。