【極真会館】女子無差別世界戦、太田菜月がリベンジ宣言
11月23日(月・祝)に極真会館・女子体重無差別の世界大会が東京体育館で開催される。
今日22日(日)の世界大会で日本男子が王座を取れなかったことについて太田は「リベンジです。特に同じ道場の澤村先輩にベスト16で勝ったロシア選手と前回(2011年)女子世界大会王者のアナスタシア選手が同じ道場なので、必ず借りを返します」と宣言した。
この女子の無差別級世界大会は4年前の2011年に第1回大会が開催され、以後男子の世界大会に合わせて4年毎となり今回が2回目となる。
前回、日本代表選手は小田勝幸監督・竹石修副監督の指導のもと、「どんなに苦しくてつらい稽古や試合でも笑顔で乗り切ろう」という願いを込めて『スマイルJAPAN』という愛称をチームにつけて大会に臨んだ。しかし、大会には日本選手7名が出場したものの、ベスト8に残ったのはわずか1名、ベスト4に入賞はできなかった。世界との差を痛感させられる結果だった。
その点について小田監督は「前回から4年間のテーマは、まず基礎体力の向上が第一で、その部分の差は縮まってきていると感じます。前回大会を経験した選手たちが、体重別の世界大会でこの4年間上位に入賞したり活躍しているので、世界との差は以前ほど開いていない。6月の全日本ウェイト制(重量級)と8月の全日本無差別で決勝を争った田崎佑麻、田中千尋はフィジカルも強いですし、この二人が軸になってくる」と語った。
この4年間の世界女子大会(体重別)の日本勢の主な成績は、2013年に太田菜月が軽量級で優勝し、中量級でも田崎が3度準優勝、田中も一度準優勝と、確実に世界との差は埋まってきているのだが、特に近年は各階級ともにロシア勢が圧倒的な強さを示しているのが現状だ。
そんな状況の中で、軽量級ながら「無差別の世界大会で優勝するのが目標です」と語るのが太田菜月だ。
太田は今大会について「私は2回目の世界大会出場です。小さいものが大きいものを倒すことが空手の魅力だと思うのでそれを証明して、女子の空手の発展に向けて私が中心となっていけるように日本代表として全力で戦っていきたいと思います。(ロシアの優勝候補選手には)一番はもらわないこと。いかにもらわずに自分の攻撃を当てることです。(得意技は)上段廻し蹴りです」と語る。
そのロシアの優勝候補、2014年&2015年の世界ウェイト制大会では軽量級でエレナ・グルコ、中量級はアナスタシア・クリプノワ(2011年第1回無差別優勝者)、重量級でウリアナ・グレベンシコワ(いずれもロシア)の3者が各階級で連覇を遂げており、今回の無差別に照準を合わせている。
日本選手の無差別制覇はある意味で男子以上の高い壁であるとも言える。他にも2013年中量級優勝のジュリー・ラマー(カナダ)やロシアの若手成長株イウリア・グレゴレワなど強豪が2代目女王の座を狙っている。
小田監督は、「前回大会を経験した選手たちが、年齢的にも今一番充実した時期を迎えているので、その意味で期待が持てます。厳しい戦いになると思いますが、チームの愛称である“笑顔”を忘れず、優勝を目指してほしい」と期待を込めた。
■2015世界女子大会日本代表選手8名
身長/体重 年齢 所属
太田菜月 160/56 25歳 総本部
小田幸奈 160/57 21歳 広島県支部
河原瑛里香 152/54 20歳 東京城西支部
島田慧巳 156/55 24歳 本部直轄浅草道場
田崎佑麻 160/68 27歳 広島県支部
田中千尋 160/63 24歳 北大阪支部
藤田翔子 165/54 26歳 東京城北支部
横山友美 161/62 22歳 広島県支部
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