【RIZIN】バルト、3つの必殺技でバンナを倒す

2015/12/11（金）UP
（最終更新：2015/12/13 06:10）

　12月31日（木）さいたまスーパーアリーナで開催の新格闘技イベント 『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015』にて、MMA（総合格闘技）プロデビューする元大相撲・大関の把瑠都（ばると/本名：ホーヴェルソン・カイド/エストニア）の公開練習が、12月11日（金）都内にて行われた。

　把瑠都は元K-1ファイターのジェロム・レ・バンナ（フランス）と対戦する。また、リングネームをバルト（カタカナ表記）にすることも発表された。

　バルトはトレーナーである元PRIDEファイターの小路晃の指示で、縄跳び、MMAミット打ち、様々な動きを取り入れたサーキットトレーニングを1Rずつ披露。その中で、3つの必殺技を公開した。

　ひとつは「バルト・トレイン」と名付けられた相撲で言う電車道（突進して相手を一気に押し出す）で、左右のパンチを繰り出しながら突進し、最後は体当たりで吹っ飛ばすというもの。

　ふたつめは「バルト・クレーン」で、怪力で相手を肩まで持ち上げ、叩き落す。

　そしてみっつめは「バルト・ハンマー」。相手を抑え込み、上からパンチや鉄槌、さらにはミットの上からでも小路を3度失神させたという両手の指を組み合わせて握った鉄槌を落とすという技だ。

「この3パターンを組み合わせて相手をKOするか、柔道の経験があって肩固めとアームロックも得意なので一本勝ちも狙える」と小路。

　課題だと思われている打撃については、「（打撃の）何が怖いのか分からない。相手が殴ってくれば自分も殴り返す、それだけです。バンナのパンチが当たる前に自分が当てます」（バルト）と強気。スタミナについては「サーキットトレーニングを10Rやっても問題ない。3分3Rやって、延長戦になっても大丈夫」（小路）だという。

　来週月曜日からは、小路のジムがある富山で1週間の合宿を行い山篭りをする。高地トレーニングでスタミナを上げて自然の中でコンディションを整え、大みそかのバンナ戦に臨む。