【新日本キック】歌うキックボクサーの王者・瀧澤「勝っても負けてもKO」

2016/01/07（木）UP
（最終更新：2016/01/07 18:44）

eFightの試合動画 試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

　1月10日（日）東京・後楽園ホールで開催される『WINNERS 2016』のメインイベントでBBTVバンタム級王者バカイペット・ニッティサムイ（タイ）と対戦する瀧澤博人（ビクトリー）の試合直前コメントが、主催者より発表された。

　歌手でもあり“歌うキックボクサー”として注目を集める瀧澤は、昨年8月に保持する日本バンタム級タイトル初防衛に成功。昨年12月25日に行われた第48回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞授賞式では、新人賞を受賞した（功労賞は江幡塁が受賞）。

　現在5連勝中の瀧澤は「以前、ビクトリージムの先輩たちがプロスポーツ大賞でいただいたのは功労賞だったので純粋に嬉しかったです。僕はプロスポーツ大賞での受賞も目標の一つにしていたので、頑張っていると夢がひとつひとつ叶っていくことを実感しました」と笑顔を見せる。

　打倒ムエタイを目標に掲げている瀧澤にとっては、今回のバカイペット戦は念願の一戦となった。バカイペットはムエタイのバンタム級戦線では四天王のひとりとして恐れられているという。

「バカイペットがバンタム級のトップであることは以前から知っていたので、いつかはやりたいと思っていました。彼はサウスポーだけど、利き足のミドルの強さは間違いなく世界のトップだと思います。（練習の拠点としている）川越支部にはサウスポーも多いので、練習環境にはかなり恵まれています。僕は八木沼代表と木暮代表から提案されたプランを遂行していくだけです。試合中に何回かチャンスは訪れると思うので、そのチャンスを見逃さないようにしたい」と自信を見せる。

「自分が積み重ねてきたものをぶつけて必ず勝つ。この試合のために今までの試合があったんじゃないかと思うくらいモチベーションは上がっています。今回は勝っても負けてもKOだと予想しています。バカイペットは百戦錬磨なので判定負けするくらいなら前のめりに倒れるほど前に出たい。周囲からは『今回は厳しいんじゃないか』という声も聞こえてくるけど、僕は勝利以外は何も考えていない」と意気込みを語る。瀧澤のビッグアップセットなるか。