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【Krush】“しぶといおっさん”寺戸、背水の陣で臨む

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2016/01/25(月)UP

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堀尾(左)が2度目の防衛戦でベテランの寺戸(右)と対戦

 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.64』にて、Krush-55kgタイトルマッチを争う王者・堀尾竜司(TRY HARD GYM)と挑戦者・寺戸伸近(Booch Beat)の記者会見が1月25日(月)都内にて行われた。

 2度目の防衛戦に臨む堀尾は、「前回KOすると言っておきながら判定でギリギリの勝ちになったので、次は必ず前回よりもチャンピオンらしいところを見せます。挑戦者が寺戸選手に決まって、自分の持ち味である前へ出て打ち合うスタイルと同じタイプなので純粋に楽しみです」と挨拶。

 これまでISKA世界バンタム級王座、全日本同級王座、M-1同級王座、RISE 55kg級王座と4本ものベルトを獲得してきた寺戸は、「自分の中で“やってやる”という気持ちです。自分は年も年なので挑戦させてもらうのはラストチャンスという気持ちもある。背水の陣で臨みます」と、5本目のベルト獲得に意欲を燃やす。

 堀尾の印象は「強豪しか出ていないトーナメントを勝ち抜いて王者になったので、強いイメージはある。運動量が多いし、ステップも軽く、攻撃も多彩」と評し、「どう戦うのか対策を練って挑みたい。いろいろな攻撃が来ても動じない自分を出したい」とした。

 寺戸と言えば“逆転勝利”のイメージが強いが、堀尾は「自分も逆転するイメージを持たれていると思うので、同じイメージ同士でのプライドのぶつかり合いになると思う」と競り合いになることを覚悟。どちらが最後に逆転するかは「僕も打ち合うつもりなのでどうなるのか分からない」と答えた。

 これが約11カ月ぶりの試合となる寺戸は、「積み重ねたダメージを抜くためにしっかり休んだ。ブランクが空いたという感覚は無く、いつもと変わらない」という。

 24歳の堀尾が「寺戸選手は僕らの世代から見たら目標だった。自分が同じレベルに立った時に、超えないといけない壁だと思っていました。自分が王者なので若い世代がここまで来ているというのを見せ付けたいと思います」と世代交代を宣言すれば、35歳の寺戸は「10代、20代の若手が世代交代を狙ってきていますが、30代のしぶといおっさんがいてもいいと思う。若い世代にしっかり見せ付けたい」と、世代交代はさせないと言い放った。

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