【UFC】“キング”ジョーンズが1年3カ月ぶり復帰
元UFCライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズ(アメリカ)の復帰戦が、4月23日(土・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催される『UFC 197』で決まった。対戦相手は現UFCライトヘビー級王者ダニエル・コーミエ(アメリカ)。
ジョーンズはプロデビューからわずか3年、UFC史上最年少となる23歳8カ月でライトヘビー級王者となり、8度の防衛に成功。長い手足と驚異的な身体能力、そしてバックスピンエルボーやバックキックなど変化自在の多彩な技を生かすスタイルで、長くUFCパウンド・フォー・パウンド(全階級の選手を体重差がないと仮定して実力を比べる思考法)最強の座に就いていた“キング・オブ・キングス”だ。戦績は21勝1敗で唯一の黒星は反則負けによるもの。
2015年4月、運転中に信号無視が原因で追突事故を起こして逃走、さらに車(レンタカー)からマリファナの吸引器が発見されたことから事故翌日に出頭。保釈金を払って保釈されたが、UFCは王座剥奪、さらに無期限出場停止処分とした。今回が約1年3カ月ぶりの復帰戦。
対するコーミエはフリースタイルレスリングで2004年アテネ五輪にアメリカ代表として出場し4位入賞、2007年世界選手権では銅メダルを獲得し、同年の全米最優秀選手に選ばれた。
2009年にMMAに転向し、現在までの戦績は17勝1敗。唯一の黒星は、2015年1月にUFCライトヘビー級タイトルマッチでジョーンズに付けられたものだ。そのジョーンズが剥奪された王座を2015年5月の王座決定戦で獲得し、同年10月に初防衛に成功している。
UFC公式サイトでは「ライトヘビー級史上、最も待たれていた再戦」とこの一戦を評している。
また、同大会ではUFCフライ級王者デメトリアス・“マイティ・マウス”・ジョンソン(アメリカ)が、2008年北京五輪フリースタイルレスリング金メダリストのヘンリー・セフード(アメリカ)の挑戦を受け8度目の防衛戦に臨む。ジョンソンは23勝2敗1分、セフードは10勝無敗。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】