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【NJKF】防衛戦に臨む王者と挑戦者が心境語る

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2016/02/20(土)UP

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前田(左)が守屋(右)を挑戦者に迎えての初防衛戦

 2月21日(日)東京・後楽園ホールで開催される『NJKF 2016 1st』にて、タイトルマッチを戦う4選手のコメントが主催者を通じて届いた。

 今大会では5階級(バンタム、スーパーウェルター、スーパーフェザー、フェザー、フライ)のNJKFタイトルマッチが行われる。3つの王座決定戦と2つの防衛戦だ。

 NJKFバンタム級王座の初防衛戦に臨む王者・前田浩喜(CORE)は、「(タイトルマッチは)もう何回もやっているのでプレッシャーもなく普通通りです。守屋選手は攻撃的で凄く気持ちの強い選手だと思うのでそこは警戒しますが、面白い試合になると思います。そういうタイプに対して苦手意識はありません」とベテランならではのコメント。

「前回は反省点しかないような試合でしたが(※WBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定戦で知花デビットに判定負け)、その後3人のトレーナーと話して、いま取り組んでいる新しいスタイルがあります。今回の相手にもハマると思いますし、誰にも通用するスタイルだと思うので、楽しみにしてください。“やっぱり前田は強いんだな”っていうのを見せられる試合になると思います」と、新スタイルを披露するという。

 トーナメントを勝ち上がって挑戦権を得た同級1位・守屋将(新興ムエタイジム)は、「トーナメントは負けたら終わりなので、ここまではそのプレッシャーが大きかったです。特に前回(=挑戦者決定戦)は“ここまで来たのに負けたら終わりじゃん”っていうのがあって、すごく硬くなってしまいました。でも、今回はそこを乗り越えてきているし、もう最後でやるだけなのでいい感じです」と心境を語る。

「相手はサウスポーで左の攻撃、巧さはあるでしょうけれど、スピードがめっちゃ速いとか何が怖いっていうのはないと思うので、いい試合をしたいです。すごく調子もいいしモチベーションも高いので、自分の全力を出せばいけると思います。今回は勝って絶対にベルトを巻くし、KOして勝ちます」とKOでの王座奪取宣言だ。

昨年5月大会で対戦し、ドローに終わっている白神(左)とYETI(右)。今回が決着戦

 NJKFスーパーウェルター級王座の初防衛戦に臨むYETI達朗(キングジム)は、「形は防衛戦ですが、去年1回やって引き分けている相手なので、“守る”というより“攻める”つもりで行きたいです。前回は初めてのサウスポーで、ジムにサウスポーが少ないのもあってすごくやり辛かったです。背も高いし、右構えとはちょっと違うなって。

 でも今回は出稽古に行ったり、サウスポーの人にジムへ来てもらったりして練習して、この前よくなかったところを修正してだいぶ攻略できるようになってきました。今回の試合は落とせないですし、必ず勝ちに行きます。気持ちでは絶対負けない、強い気持ちで挑みたいと思います」と、サウスポー対策はバッチリだという。

 挑戦者の同級1位・白神武央(拳之会)は、「4年前に健太選手とタイトルマッチ(12年11月、当時健太の保持したNJKFスーパーウェルター級王座に挑むも判定負け)をさせてもらった時はどっちかと言うと胸を借りるつもりで、その分思い切って出来たので緊張はなかったんですが、今回は絶対に勝たないとっていう気持ちからかちょっと緊張しています。

 YETI選手は去年やってむちゃくちゃ強いというのもなく、別に嫌じゃないというか、全然いけるんじゃないかと思います。YETI選手もあれからすごく練習を頑張ってるっていう話も聞くので、もちろん覚悟はしていきます。欲を出せばKOで勝ちたいですが、今回は何が何でも結果にこだわりたいと思います」と、王者は恐れるに足らず、必ずタイトルを奪取すると誓った。

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