【UFC】ヘビー級新王者ミオシッチ、本業は消防士
5月14日(土・現地時間)ブラジル・パラナ州クリチバで開催された『UFC 198』ヘビー級タイトルマッチにて、ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)を破り新王者となったスティペ・ミオシッチ(アメリカ)。世界最大の総合格闘技団体の現役トップファイターでありながら、消防士と救急医療隊員というもう一つの顔を持つ。
ミオシッチは大学卒業後、消防士と救急医療隊員として働くかたわら、アマチュア格闘家として大会に出場。2010年にプロデビューを果たしたが、その後もこの2つの仕事を続けている。現在は、オハイオ州北部のカヤホガ群にあるオークウッドとバリービューという2つの町の消防署で、パートタイマーとして勤務する。
アメリカメディアのインタビューでは、「俺は自分の仕事が好きだね。とても楽しいよ」と話し、ミオシッチは今のライフスタイルに満足している様子。事前に1カ月の勤務日程を決め、日中は消防署で勤務し、夜からトレーニングを行っているようだ。
アメリカでは、消防士という職業は非常に人気が高く、社会的なステータスも高いと言われている。アメリカ経済誌フォーブスのまとめによると、消防士は子どもがなりたい職業ランキングの中でスポーツ選手に次ぐ人気だ。
また、消防士は災害から人命を守るために、日々、強靭な肉体を作り上げるトレーニングを欠かさない。UFC選手では他にも、2011年に引退したクリス・ライトル、PRIDEでも活躍したドン・フライなどの往年の名選手も、消防士として働いた経験を持つ。
ファイヤーファイター(消防士)とMMAファイター(総合格闘家)。同じように命を懸けて戦う職業として、通じる部分があるのかもしれない。
現在33歳のミオシッチ。今後もこのUFC王者の消防士に注目だ。
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