【DEEP JEWELS】富松恵美、悲願の正規王座獲りへ闘志
6月5日(日)東京・新宿FACEで開催される『DEEP JEWELS 12』の公開計量が4日(土)12:30より都内で行われた。
同大会のメインイベントで第4代DEEP JEWELSアトム級王者決定戦を争う元DEEP JEWELSライト級(現ストロー級)暫定王者・富松恵美(パラエストラ松戸)と元DEEP JEWELSフェザー級(現アトム級)王者スギロック(和術慧舟會AKZA)はともに計量を一発でパスした。
計量を終え、開口一番「水が旨いって感じです」とリラックスした様子の富松。タイトルが懸かった大一番を前に「暫定チャンピオンと呼ばれていますが、自分の中では無かったことにしたくて。試合で勝ったかというとそうではないので、何か自分の中でモヤモヤしたものがあります」と特別な思いを口にする。
富松は2014年2月の『DEEP JEWELS 3』で魅津希(みづき)を相手に第2代DEEP JEWELSライト級王座決定GP決勝戦を戦う予定であったが、魅津希が契約体重をオーバーしたためタイトルマッチが成立せず、自動的に暫定王者となった。さらに、特別ルール(富松が勝った場合のみ公式記録として残り、魅津希が勝った場合は富松の反則勝ち)で行われたその試合で、富松は魅津希に一本を極められてしまい、勝負に敗れながら暫定王座を獲得したという苦い経験がある。
富松は「自分は今、強いのか弱いのかがはっきり分からない微妙な立ち位置にいると思います。ここでしっかり勝てば(周りに)認めてもらえると思うので」と悲願の正規王座の獲得に燃える。
一方、計量を終え「御飯が食べたいです(笑)」とこちらも落ち着いた様子のスギロック。プロデビュー以来8連勝し、無敗のまま初代JEWELSフェザー級王座に就いた実績を持ち、アメリカ女子総合格闘技『Invicta FC』のタイトルマッチも経験した実力者だ。
「タイトルマッチということは特に意識していないですね。とにかく富松選手との試合を楽しみたいと思っています」と平常心だが、試合に向けての意気込みを聞かれると「殴る!」の一言。得意のパンチでKO決着&王座獲得を虎視眈々と狙う。
果たして富松が悲願の正規王座を獲得するか。それとも初代王者のスギロックが王座に返り咲きなるか。
また、今大会では12歳という若さの華連 DATEがプロデビューを迎える。2012年7月からM-fight、Bigbang、ムエタイオープンなどのキックボクシングアマチュア大会を中心に20戦近くを経験し、そのほとんどを勝利している逸材だという。
蹴り技が得意という華連。対戦相手は同じく初参戦となる16歳上の三阪あゆみ(BRAVE)だが、「相手は大人ですが若い力で倒します!」と堂々の勝利宣言。華連が三阪を倒し、鮮烈デビューを飾るのか。
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