【ベラトール】”最強喧嘩師”キンボ・スライス死去
”最強喧嘩師”の異名で知られるアメリカの人気MMA(総合格闘技)ファイターのキンボ・スライス(本名:ケヴィン・ファーガソン)が死去した。42歳だった。
死因などは明らかにされていない。現地メディアの報道によると、キンボは6月6日(月・現地時間)の夕方頃、フロリダ州内の病院で息を引き取った。
筋骨隆々の肉体と長く伸ばしたフサフサの顎ひげという独特な風貌で愛されたキンボ。プロ格闘家になる前はクラブの用心棒やボディーガードを務めながら、ストリートファイトを繰り広げる日々を過ごしていた。ある時、動画サイトに投稿されたストリートファイトの映像が話題を呼び、一躍時の人となった。
2007年に『EliteXC』でプロデビュー。同団体で4試合、その後『UFC』で2試合に出場し、2010年までに4勝2敗の戦績を残した。それから約5年のブランクを経て、昨年『Bellator』と契約。現在までに2試合に出場し、連勝を飾っていた。
Bellatorのスコット・コーカー代表は「ベラトールファミリーの愛されるべき一員であったキンボ・スライスとのあまりに突然で早すぎる別れに、我々は打ちひしがれています。彼は最も人気のあるMMAファイターの一人であり、MMAの枠を超えたカリスマ性と堂々とした人間的魅力が溢れる存在でした。(中略)彼の家族、友人、ファン、そしてチームメイトに心からお悔やみを申し上げます」と追悼の声明を発表。
キンボは7月16日(現地時間)にロンドンで開催される『Bellator 158』のメインイベントでジェームス・トンプソンと対戦することが決まっており、この一戦を待ち望むファンも多かっただけに残念な結果となった。
また、UFCも「(前略)その超越的な存在感とファイティングスタイルに加え、彼のおおらかな性格、家族や友人に対する誠実さはきっと誰しもの記憶に残るだろう。ケビン・ファーガソン氏ご逝去の報に接し、UFCはファーガソン氏、そして彼のご家族ご友人の皆さまに謹んで哀悼の意を表する」と声明を発表しした。
昨年6月の『Bellator 138』でキンボの約5年ぶりとなるMMA復帰戦の相手を務めたケン・シャムロックも自身のツイッターで「我々はケージ(金網)の中で戦士としてともに戦った。ケージの外ではお互いを尊敬し愛する友人であった。キンボ・スライスよ、安らかに。神の御加護を」と哀悼の意を表している。
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