【パンクラス】計量オーバー&逆切れ、試合ボイコットの外国人2選手を永久追放
6月12日(日)東京・ディファ有明で開催された『PANCRASE 278』にて、前日計量をクリアせず、さらに大会当日には会場に姿を現さなかった外国人2選手とその所属ジムに対し、永久追放の処分を下した。
ことの発端は大会前日の11日(土)に都内で10:30から行われた公開計量。出場を予定していたGOON SQUAD所属のドミニク・ロビンソンとジェームス・チェイニーの2選手(ともにアメリカ)が規定体重を大きくオーバーしたうえに、最終計量を拒否するなどの行為を行った。
ロビンソンはライト級ワンマッチでクリスMAN(パラエストラ八王子)と対戦する予定であったが、1度目の計量は契約体重(70.75kg)を0.8kgオーバー。さらに規定時間である4時間後の最終計量時には「体重が落ちないので計量場所に行っても意味が無い」と逆切れ。最終的には規定時間を2時間過ぎてから再度計量に臨み、結果はなんと最初の計量から5.6kg増の77.15kgと契約体重を6.4kgオーバーした。
この時点では特別ルール(クリスMANが勝利した場合のみ公式記録とし、それ以外はノーコンテストとする)を適応したうえで試合を行うことも出来たが、対戦相手のクリスMANが「2回目の計量まで落とす努力をしない選手とは試合をしない」という理由から試合実施に同意せず、この試合は中止に。
また、チェイニーはウェルター級ワンマッチで三浦広光(SAMURAI SWARD/RINGS)と対戦が決まっていたが、初回の計量で契約体重(77.55kg)を1.2kgオーバー。ドミニクと同様、再計量を拒否するが6時間後にようやく2度目の計量に臨み、こちらも契約体重を6.02kgオーバーする83.57kgという結果に。ただ、チェイニーvs三浦の一戦については特別ルール(三浦が勝利した場合のみ公式記録とし、それ以外はノーコンテスト)の下で行われることになった。
しかし試合当日、試合があるチェイニー、そしてチームメイトであるロビンソンも会場に姿を見せることはなかった。最終的にこの2試合は三浦とクリスMANの不戦勝となった。
酒井正和・パンクラス代表は「こういう事態になってしまい、私も相当な怒りを覚えております。私達がやっているのはスポーツです。きちんとしたルールの中で選手達は試合を行います。ルールを無視した行為があり、(クリスMANと三浦の)両選手とファンの皆様に申し訳なく思っております」と述べた。
そのうえで「パンクラスとして、この二人の外国人選手とその所属チームであるGOON SQUADには厳しい処分を課します。完全に永久的に追放するということで決定しました」と明らかにした。
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