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【UFC】マーク・ハントが薬物違反問題に怒り「何の抑止力も働いていない」

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2016/07/19(火)UP

ブロック・レスナーの禁止薬物違反の問題について怒りを見せたマーク・ハント

 7月15日(金・現地時間)アメリカの総合格闘技団体「UFC」より、アンチ・ドーピング規則違反の可能性が公表された元UFCヘビー級王者ブロック・レスナー(アメリカ)について、9日(土・同)にレスナーと対戦して敗れたマーク・ハント(ニュージーランド)がコメントした。

 米メディアの取材に対し、ハントは「ズルをした奴らは軽い罰を受けたらそれで終わり。そこには何の抑止力も働いていないじゃないか」と、怒りを露わにした。さらに「レスナーが手にした賞金の半額くらいを受け取れるようにして欲しい。そうでなければ、俺のリリース(契約解除)を要求する」と、UFCがこの件について何も対応しなければこれ以上は戦いたくないと話しているという。

200回記念大会でレスナー(上)にパウンドを打たれるハント(下)

 ハントは9日(土・同)ラスベガスで行われたUFCの200回記念大会『UFC 200』で、1試合限定で復帰したレスナーの対戦相手を務めた。試合では得意の打撃を封じられ、レスナーに敗北を喫している。

 その大会から約6日後にUFCは声明を発表。6月28日(火・同)UFCがドーピング検査を依頼するUSADA(全米アンチドーピング機構)が、レスナーに対して競技会外検査(競技会内ではなく、選手宅などにトレーニング期間中に抜き打ちで行う検査)を実施。そこで採取されたサンプルから禁止薬物の陽性反応が検出されたことが、7月14日(木・同)の夕方に報告された検査結果で明らかになった。 

 ハントの発言に対し、UFC側からは今のところコメントなどが発表されていない。

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