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【RIZIN】ヒクソンの息子クロン・グレイシー「所はタフな相手だ」

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2016/09/25(日)UP

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所とメインで対戦するヒクソンの息子クロン

 9月25日(日)さいたまスーパーアリーナで開催の『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦』に出場する選手たちの個別インタビューが、23日(金)千葉県内にて行われた。

 メインイベントで、所英男(リバーサルジム武蔵小杉)と対戦するのはクロン・グレイシー(ブラジル)。あのヒクソン・グレイシーを父に持ち、2013年に寝技世界一を決める大会『アブダビコンバット』にて全試合一本勝ちで優勝。同年に行われたプロ柔術大会では”日本軽量級最高峰の寝技師”との呼び声も高い青木真也からギロチンチョークで一本を奪っている。

 MMA(総合格闘技)には2014年12月の『REAL 1』でデビュー。キム・ヒョンスを1Rわずか1分5秒の腕十字で下した。続く2戦目の昨年大みそかに開催されたRIZINでは山本アーセンを三角絞めにより1R4分58秒で破り、2連勝となった。そして今回、初めてベテラン選手と拳を交えることになる。

クロン・グレイシー

ーーコンディションはどうですか?

「素晴らしい仕上がりだ。9歳の頃から父と日本に来ているので、日本の気候も気にならない」

ーー今回の試合はメインイベントになりましたね。

「所はタフな相手だと思っている。自分はこれから実力を試されるような試合が続くと思う。私に対して、ぜひ彼と戦って欲しいというRIZINからのメッセージを感じた。父の試合の時も、大観衆の前で試合をしているのを見ていた。でも大舞台だからといって特別な思いはないよ。この部屋で戦えと言われたら戦うだろうし、それが自分の仕事だ。そのために自分が呼ばれている」

ーー所選手の印象と対策は?

「タフな相手だね。寝技に持って行けたとしても、簡単に勝てる相手ではない。対策については、もちろん彼がどういう風に出てくるかは知りたいが、それに対する特別な対策はしない。そういうものはリング上では機能しないと思っている。今まで柔術のトーナメントで多く試合をしてきたが、その多くは次の相手が誰か分からない状態で戦ってきた」

ーー所選手は、クロン選手はまだMMAでは3試合の経験しかない、自分の方が経験はあると言っていましたが?

「そう思ってくれてりゃあいいよ」(不適な笑み)

ーーRIZINはクロン選手をメインイベンターにしていますし、将来の看板選手になって欲しいようですが?

「だったら、もっと良い(ホテルの)部屋にしてくれても良かったんじゃないか(笑)。スターにしたいなら、もっとラクな相手にして、勝てるようにしてくれても良かっただろう。かなりタフな相手じゃないか」

ーー所選手はホイス・グレイシー、ホイラー・グレイシーとも戦っています。

「その試合は見たけれど、自分にとってはあまり意味がない。当時は柔術だけのスキルでMMAで勝つことが出来た時代だと思っているが、今は違う。さまざまなバックグラウンドを持ったファイターがしのぎを削っている。父や叔父の時代とは違う。柔術プラスアルファの環境になっていると思うね」

ーーMMAで連勝していく自信は?

「もちろん、手応えがあるからここにいるんだ。オファーがあればMMAで戦う頻度も増えていくだろう。確かに自分はMMAのスタートは遅かったが、早く他の選手に追いついて行きたい」

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