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【K-1】二階級王者・武尊「身体がボロボロ」、大みそか参戦は「怪我の経過を見てから」

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2016/11/04(金)UP

二階級制覇から一夜明けて会見に臨んだ武尊。準決勝で痛めた右の拳には包帯が巻かれている

 11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第2体育館にて開催された「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN~初代フェザー級王座決定トーナメント~」の一夜明け会見が、4日(金)都内で開かれた。フェザー級トーナメントを制して、スーパー・バンタム級に続く二階級制覇を果たした武尊(KREST)が出席し、昨日の激闘を振り返った。

 右肩にベルトを担いで登場した武尊だが、右の拳に包帯を巻き、歩くと足を少し引きずる状態からも、過酷なトーナメントであったことがうかがえる。武尊本人も「どこと言い出したら切りがないほど身体がボロボロ。しんどかった」と苦笑いだ。

フェザー級のベルトを片手に登場した武尊

 1回戦のジェイミー・ウィーラン(イギリス)戦で足の甲とヒザを痛めたことを明かし、「(試合後に)控え室に戻ったら曲がらなくなってしまいました」と話した。また、拳については「病院はまだ行っていないですが、チー選手の頭が硬かったです(笑)」と、準決勝のユン・チー(中国)戦で痛めたという。

 そのチーをしっかりとTKOで仕留めたが、「今まで対戦した中で一番フィジカルが強い選手でした。パンチの重さや攻撃の強さを感じました。正直、久しぶりに何回か効かされてしまいました」と語るほどの強敵であった。

試合後に小澤(右)と言葉を交わす武尊(左)

 満身創痍で迎えた決勝戦では、これまで舌戦や乱闘騒動を繰り広げた因縁の相手である小澤海斗と対戦。2度のダウンを奪っての判定勝ちでトーナメント優勝を決めると、試合後には歩み寄って言葉を交わす場面が見られた。

「過酷なトーナメントを勝ち抜いて、前日の会見で言った通りに決勝まで上がってきてくれたこと、K-1の世界最高峰を決める舞台で気持ちの戦いが出来たことについて、ありがとうと伝えました」と感謝の気持ちを伝えたという。

 試合については、「小澤選手の気持ちの強さを感じましたね。3Rフルであれだけ殴り合えたのも楽しかったです。でもKO出来なかったのは悔しいので、次にやるときはぶっ倒します」と、小澤を称えながらも悔しさを口に。さらに、「嫌いなのは変わっていない」と最後に一言添えると、会場から笑いが起こった。

 大会後の反響については、「ほぼ一睡もせず朝までSNSに送られてきたメッセージを見ていたのですが、すべて確認し切ることは出来なかったです」と、かなり大きなものがあったという武尊。

 試合後に自身も宣言した大みそかの『RIZIN』出場へ期待が高まるが、「大みそかといえば格闘技なので、そこに自分も出たいなと思ったのですが、怪我の経過を見てからになりますね。診断を受けてから、決めたいと思います」と、怪我が回復すれば年末にもうひと暴れしたいと意欲を見せた。

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