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【UFC】乱闘騒ぎで罰金1,700万円超のマクレガー、処分見直し求める

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2016/12/08(木)UP

11月に達成したUFC史上初の2階級同時制覇という偉業のかたわら、マクレガーは乱闘騒ぎによる罰金処分を科されていた

 記者会見の場での不適切な行為により、NSAC(アメリカ・ネバダ州アスレチック委員会=同州の格闘競技等の統括を担う組織)から罰金と奉仕活動の処分を科されているUFCライト級王者コナー・マクレガー(アイルランド)。この処分を不服とし裁判所へ審査を求めていることが、12月7日(水・現地時間)現地メディアで報じられた。

 今年8月17日、マクレガーは『UFC 202』に先立って行われた記者会見で、対戦相手のネイト・ディアスと乱闘騒ぎを起こした。以前から舌戦や小競り合いを繰り広げる犬猿の仲であった両者。この日は会見に遅刻したマクレガーに機嫌を悪くしたディアスが途中で退席しようとしたのをきっかけに罵り合いがスタートした。

乱闘騒動を繰り広げたディアス(右)との試合は大死闘となったがマクレガー(左)が制した

 会場を去ろうとするディアスがマクレガーの方へ何かを投げると、これで完全に火が点いたマクレガーは机に並べられたペットボトルや缶を手に取り投げ返した。その後、両者のチームメイトまでがこれに加わり、会場は騒然とした雰囲気に包まれた。

 この騒動は重く見たNSACは、両者への処分を審議。マクレガーに対して、『UFC 202』で獲得したファイトマネー300万ドル(3.41億円=12月8日現在)の約5%に当たる15万ドル(1,705万円=同)の罰金、さらに50時間の奉仕活動を科すことを決めた。ディアスについては現在審議が継続中。

 当初、マクレガーは電話で聴聞に応じた際には、「自分が間違っていた。すまなかったと言いたい」と自らの振る舞いを謝罪。また、弁護士からは、罰金を2万5000ドル(284万円=同)、奉仕活動を25時間、メディア・トレーニング(アスリートがマスコミ対応のための話し方などを学ぶトレーニング)を5時間といった内容の処分が、NSACに対して提案された。しかし、NSACがマクレガーに科した処分は結果的にこれよりさらに重いものとなった。

 処分決定後、マクレガーは現地メディアからの取材の中で、「(罰金を)取れるように幸運を祈ってるよ」と話しており、NSACと争う姿勢を見せていた。今後、マクレガーの審査請求が認められると、処分について審理が行われることになる。

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